...比較的(ひかくてき)に急(きゆう)な潮(うしほ)の干滿(かんまん)となつて現(あらは)れて來(く)る...
今村明恒 「地震の話」
...満潮の為(た)め...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...潮はつい今変ったばかりであった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...霜の楯(たて)月の剣(つるぎ)に句を守る十二月二十七日 小田黒潮中佐歓迎会...
高浜虚子 「五百五十句」
...潮(しお)っぽい香(かお)りをぞんぶんにただよわせている...
壺井栄 「二十四の瞳」
...すなわち風が多く沖の方へ吹く年は海岸の潮流も陸を遠く距(はな)れ...
寺田寅彦 「話の種」
...葉子は潮風に色もやや赭(あか)くなって...
徳田秋声 「仮装人物」
...黒潮暖流の寄する処...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一般にマルクス主義的風潮の流行が衰えたということなのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...潮流や風のために常に動いてゐまして...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...北の方の潮の色が変っていること...
中里介山 「大菩薩峠」
...泥で一と通り隠されておりますが、穴の中を覗くと、べッとり血潮...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...顔が怒りで紅潮している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...併しその白い金質(きんしつ)は潮(うしほ)に触れて酸化してゐる...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...すべて潮風を友として...
吉川英治 「随筆 新平家」
...翠蛾の妹は潮音という...
吉川英治 「源頼朝」
...二人の足もとにも潮(うしお)が騒いでいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それが一つの大きい潮流となることはなかったのではないか...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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