...潤筆料を値切られる不愉快さを知つてゐる画家(ゑかき)は郵便切手を買ふにも...
薄田泣菫 「茶話」
...かくして草木のあるものは、あの風蘭が岩のくぼみや樹皮の腐れに寄生するやうに、寂れはてた私の心に宿り、からからに乾いたそのふところを、葉の緑で潤ほし、花の匂で焚(た)き燻(くす)べて、萎びかかつた私の生命に絶えず若々しい気力を与へようとしてゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
...……省三は乾いた咽喉(のど)をそれで潤(うるお)していると...
田中貢太郎 「水郷異聞」
......
谷崎潤一郎 「細雪」
...潤沢(うるおい)も緊張(しまり)もないお銀の顔色は...
徳田秋声 「黴」
...松井潤子(まつゐじゆんこ)...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...細かい利潤まで見て居ると言つた後の世の鹽原太助のやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)氏の卍(まんじ)...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...その心は生來潤(せいらいうるほ)ひがない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...まだ額だけは病気に浸潤されてゐないことを思ふと...
北條民雄 「間木老人」
...文章の類型と作家という章に谷崎潤一郎氏と志賀直哉氏という項があり...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...荒々しい潤(うるお)いのないものに陥(おちい)ってしまうでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...上海だけの寂びと潤ひとが無いのは歳月を経ない新市街のためであらうか...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...そしてその製造者に支払われるべきいかなる利潤も無いならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...労賃または利潤が騰貴しようと下落しようと...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そして毛織布は同一額の利潤をもって英国から輸出されるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そしてすべての物が資本の利潤に対する課税の後にその以前の価格にまで下落するならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...資本の利潤率を決定することは極めて困難であると述べた...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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