...しきりに連合艦隊の旗艦武蔵がホ型十三号潜水艦を呼んでいる呼出符号が聞えていた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...英国潜水艦ローン号へ乗りうつるように...
海野十三 「海底大陸」
...共産党員太平洋委員長ケレンコおよび潜水将校リーロフの両人が乗りこんだ...
海野十三 「太平洋魔城」
...これこそ潜望テレビジョンで海上の有様をうつしたものだった...
海野十三 「太平洋魔城」
...友達の腕前では「飛込み」をやれば必ず一間以上潜るにきまっている...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...三人の潜水夫は、はすになった甲板に立って、それを見あげています...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...第二のウェンデルの眼が潜んでいるような気持がした...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...金属の molecular な空隙(くうげき)に潜入してこれを充填(じゅうてん)するのに好都合であろうと想像することができる...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...斜に走つた黒板塀の三分の一程の所へ株木門があつて重いが音の低い潜戸が閉つて居る...
徳田秋聲 「媒介者」
...併しその内部に最も優れた社会哲学的見地が潜んでいることは忘れてならぬ事実である...
戸坂潤 「辞典」
...心の底に潜んでいた...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...残壊物の堆積のうしろに潜んで見張りをした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この水の中へでも潜っていろ」南玉は...
直木三十五 「南国太平記」
...電車は藍色の空間と過去の時間を潜り抜けて...
原民喜 「遥かな旅」
...学問に思を潜(ひそ)めることが出来なかつた...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...四階目に腰を折りて潜(くぐ)るべきほどの戸あり...
森鴎外 「舞姫」
...通用口の潜(くぐ)り門をガラリと開けて...
吉川英治 「江戸三国志」
...迂回潜行の奇策へ出るにはその地的条件は絶好といってよい...
吉川英治 「私本太平記」
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