...山のような五百重(いおえ)の大波はたちまちおい退けられて漣(さざなみ)一つ立たない...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...潜笑(しのびわら)ひの聲は漣の樣に傳はつた...
石川啄木 「足跡」
...もう八ツ寝るとお正月といふ日昔桜亭において漣山人(さざなみさんじん)誌(しるす)上巻第一回むかし或(あ)る深山(みやま)の奥に...
巌谷小波 「こがね丸」
...二十一歳既に一家を成した漣は稀(まれ)に見る寧馨児(ねいけいじ)であった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...やがて精養軒の玄関へお抱(かか)え然たる一人乗を横付けした漣が貴公子然と取澄まして俥を下りる跡からヨタヨタ俥を下りて朴々乎(ぼくぼくこ)と従(つ)いて行く紅葉と私の二人の恰好(かっこう)は余り好(い)い図ではなかった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...漣が硯友社の凋落(ちょうらく)した後までも依然として一方の雄を称しておるは畢竟(ひっきょう)早くから硯友社埒外(らちがい)の地歩を開拓するに努めていたからだ...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...岸には楊(やなぎ)がその葉を水面にひたして漣(さざなみ)をつくっている...
田山花袋 「田舎教師」
...それにただ一面に穂芒(ほすすき)が茂り連なって見渡す限り銀色の漣波(さざなみ)をたたえていた...
寺田寅彦 「柿の種」
...ここで若い靴磨きが変な街路詩人の詩を口ずさみ三等席の頭上あたりの宵の明星を指さして夕刊娘の淡い恋心にささやかな漣(さざなみ)を立てる...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...洲崎の灯影長うして江水漣(れんい)清く...
寺田寅彦 「東上記」
...漣織りて月照りて夕暮たのしいさゝ川流れ/\て行く水に秋も近しと眺むればいかに惜まむあゝ夏よ...
土井晩翠 「天地有情」
...見るかぎり桃色(ももいろ)の漣(さざなみ)が立つ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...渚の漣の音楽に耳を貸しながら...
豊島与志雄 「情意の干満」
...漣々(れんれん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...かすかな漣(さざなみ)を立てている濠...
火野葦平 「花と龍」
...河の漣(さざなみ)を銀に彩っている...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...客魯漣(ケルレン)...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...太陽はいつものとおり東からのぼり次第に金色をました光の漣にのって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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