...名前はどうでも一寸把みどころのない空漠たるものである...
辻潤 「自分だけの世界」
...それで彼の一神教的哲学は茫漠たるロシアの単調の原野の民には誠に恰好なものであり...
寺田寅彦 「札幌まで」
...文学といったような空漠たるものでなく...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...無限の時間と空間の空漠たる圧迫の中に...
中井正一 「美学入門」
...今まで漠たるペチャクチャを囀っていた旅の者――誰が見ても通常の東海筋の伊勢参りとしか見えなかった二人の者が...
中里介山 「大菩薩峠」
...アメリカ大陸のあの荒漠たる沙漠を横切って...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの冬」
...泥炭地は大抵は一望千里の広漠たる平地で...
中谷宇吉郎 「泥炭地双話」
...あたりはもう索漠たる冬景色だつた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...ただ索漠たる氣持の中に陷るばかりだつた...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...広漠たる空間を横切る新しい女の幻影が閃いた...
原民喜 「火の唇」
...氷と霧にとじられた荒凉寂漠たる島に...
久生十蘭 「海豹島」
...こういう茫漠たる大自然の中へとりこめられてしまうと...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...人里離れた広漠たる面影が...
北條民雄 「間木老人」
...夕映えの僅かな余光を浴びて頂きのあたりを黄金色に輝かせてゐたが山裾一帯は見渡す限り茫漠たる霞みの煙に閉されて...
牧野信一 「南風譜」
...それを茫漠たる空間にほっておかないで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なお前代の学徒のような空漠たる仮定説を闘わさずにすむことになったのは...
柳田国男 「海上の道」
...而して其言雲煙の漠たるが如し...
山路愛山 「詩人論」
...茫漠たる寂涼の中で...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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