...ボート・レースを漕ぐ姿のまま大隈侯にお目にかかった...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...元気を出して漕ぐんだ...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...忽ち空艪漕ぐ聲す...
大町桂月 「杉田の一夜」
...自分の櫂を漕ぐ手並を試(ため)してみようと起き上った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...漕ぐのは止(や)めろッ...
田中英光 「オリンポスの果実」
...嫁の道具積んで漕ぐ・島島人が乗り人が下り春らんまんやつと一人となり私が旅人らしく・波の上をゆきちがふ挨拶投げかはしつつ春の夜の寝言ながなが聞かされてゐる四月二十日曇――雨...
種田山頭火 「旅日記」
...それに櫓も小腕に似合ぬほど達者に漕ぐ...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...自分の舟を漕ぐ様子を見入っていたのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...舟を漕ぐことを止めていただきましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...いたづける枕もとにさま/″\の話してあるほどに房州の那古にありける弟おもひもかけず來り合せたるにくさ/″\のことをききて烏賊釣に夜船漕ぐちふ安房の海はいまだ見ねども目にしみえくも十四日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...四十分ばかり漕ぐと...
久生十蘭 「湖畔」
...鴬や富士の西湖の青くして百歳の人わが船を漕ぐ大正十二年七月夫妻は富士五湖に遊んだ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...すぐに船を漕ぐのである...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...運動には相違ありませんが僕のは体育や精神修養やの目的ではなくて、朝(あした)は竜巻になつて襲ふて来る煙りに似た悲しみと闘ひ、夕べは得体の知れぬ火に似た情熱に追はれて奮戦し――といふ風な孤独の騒ぎで、だから僕は馬に乗る、オートバイで駆け廻る、フエンシングの練習をしてゐる、棒高飛びをする、機械体操を試みる、大酒を喰ふ、舟を漕ぐ、夫婦喧嘩をする、美女を追ひ廻す、水泳を行ふ……等と種々様々な活動をしますが、以上挙げたもののうちの幾つかは別としても、僕のは決してノルマルな型をもつて技に従ふといふのではなくて、自分では解りませんが、おそらくその姿のだらしなく、醜く、若し眺める者があれば噴飯の値もなく忽ち顔を反むけるに違ひないのです...
牧野信一 「僕の運動」
...流れに逆らって漕ぐのは楽ではなく...
山本周五郎 「風流太平記」
...漕ぐ...
夢野久作 「能とは何か」
...櫓を漕ぐやうな声を立て...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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