例文・使い方一覧でみる「漕ぐ」の意味


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...漕ぐのを止めて淦(あか)をかい出さねばならなかった...   漕ぐのを止めて淦をかい出さねばならなかったの読み方
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」

...舟は俺(おら)が漕ぐ」父親は水棹(みさお)をだして流れている艪を引きよせてそれを艪べそに合(あわ)した...   舟は俺が漕ぐ」父親は水棹をだして流れている艪を引きよせてそれを艪べそに合したの読み方
田中貢太郎 「参宮がえり」

...「I am a oarsman Rowing.」と漕ぐ恰好をすると...   「I am a oarsman Rowing.」と漕ぐ恰好をするとの読み方
田中英光 「オリンポスの果実」

...ル(マヽ)ユツクサツクがかるい朝風・向日葵日にむいてゐるまへをまがる・空ふかうちぎれては秋の雲水底からおもく釣りあげたか鮹で・いながはねるよろこびの波を漕ぐ葱も褌も波で洗ふ・足は波に...   ルユツクサツクがかるい朝風・向日葵日にむいてゐるまへをまがる・空ふかうちぎれては秋の雲水底からおもく釣りあげたか鮹で・いながはねるよろこびの波を漕ぐ葱も褌も波で洗ふ・足は波にの読み方
種田山頭火 「行乞記」

...李景雲に漕ぐのを止めさして...   李景雲に漕ぐのを止めさしての読み方
豊島与志雄 「画舫」

...夜舟を漕ぐような懈怠(けたい)が無いのみならず...   夜舟を漕ぐような懈怠が無いのみならずの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...舟を漕ぐ間は縄をゆるめてやる――ゆるめてはやるが...   舟を漕ぐ間は縄をゆるめてやる――ゆるめてはやるがの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...船で女の子のところへ通ふなんて圖は」八五郎は船を漕ぐ眞似なんかして...   船で女の子のところへ通ふなんて圖は」八五郎は船を漕ぐ眞似なんかしての読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...鴬や富士の西湖の青くして百歳の人わが船を漕ぐ大正十二年七月夫妻は富士五湖に遊んだ...   鴬や富士の西湖の青くして百歳の人わが船を漕ぐ大正十二年七月夫妻は富士五湖に遊んだの読み方
平野萬里 「晶子鑑賞」

...運動には相違ありませんが僕のは体育や精神修養やの目的ではなくて、朝(あした)は竜巻になつて襲ふて来る煙りに似た悲しみと闘ひ、夕べは得体の知れぬ火に似た情熱に追はれて奮戦し――といふ風な孤独の騒ぎで、だから僕は馬に乗る、オートバイで駆け廻る、フエンシングの練習をしてゐる、棒高飛びをする、機械体操を試みる、大酒を喰ふ、舟を漕ぐ、夫婦喧嘩をする、美女を追ひ廻す、水泳を行ふ……等と種々様々な活動をしますが、以上挙げたもののうちの幾つかは別としても、僕のは決してノルマルな型をもつて技に従ふといふのではなくて、自分では解りませんが、おそらくその姿のだらしなく、醜く、若し眺める者があれば噴飯の値もなく忽ち顔を反むけるに違ひないのです...   運動には相違ありませんが僕のは体育や精神修養やの目的ではなくて、朝は竜巻になつて襲ふて来る煙りに似た悲しみと闘ひ、夕べは得体の知れぬ火に似た情熱に追はれて奮戦し――といふ風な孤独の騒ぎで、だから僕は馬に乗る、オートバイで駆け廻る、フエンシングの練習をしてゐる、棒高飛びをする、機械体操を試みる、大酒を喰ふ、舟を漕ぐ、夫婦喧嘩をする、美女を追ひ廻す、水泳を行ふ……等と種々様々な活動をしますが、以上挙げたもののうちの幾つかは別としても、僕のは決してノルマルな型をもつて技に従ふといふのではなくて、自分では解りませんが、おそらくその姿のだらしなく、醜く、若し眺める者があれば噴飯の値もなく忽ち顔を反むけるに違ひないのですの読み方
牧野信一 「僕の運動」

...山は裂け海はあせなん世なりとも君にふた心われあらめやも箱根路をわが越え来れば伊豆(いず)の海やおきの小島に波のよる見ゆ世の中はつねにもがもななぎさ漕ぐ海人(あま)の小舟(おぶね)の綱手かなしも大海(おおうみ)のいそもとどろによする波われてくだけてさけて散るかも箱根路の歌極めて面白けれども...   山は裂け海はあせなん世なりとも君にふた心われあらめやも箱根路をわが越え来れば伊豆の海やおきの小島に波のよる見ゆ世の中はつねにもがもななぎさ漕ぐ海人の小舟の綱手かなしも大海のいそもとどろによする波われてくだけてさけて散るかも箱根路の歌極めて面白けれどもの読み方
正岡子規 「歌よみに与ふる書」

...女でも貸端艇を漕ぐ者が頗る多い...   女でも貸端艇を漕ぐ者が頗る多いの読み方
水上滝太郎 「大阪の宿」

...伊勢人の波の上漕ぐ小船(をぶね)にもうきめは刈らで乗らましものをあまがつむ歎(なげ)きの中にしほたれて何時(いつ)まで須磨の浦に眺(なが)めんいつ口ずからお話ができるであろうと思っては毎日同じように悲しんでおります...   伊勢人の波の上漕ぐ小船にもうきめは刈らで乗らましものをあまがつむ歎きの中にしほたれて何時まで須磨の浦に眺めんいつ口ずからお話ができるであろうと思っては毎日同じように悲しんでおりますの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...チョキは其オトッツァンが漕ぐのである...   チョキは其オトッツァンが漕ぐのであるの読み方
柳田國男 「瀬戸内海の島々」

...通例は五人か六人で一艘を漕ぐやうであつた...   通例は五人か六人で一艘を漕ぐやうであつたの読み方
柳田國男 「瀬戸内海の島々」

...流れに逆らって漕ぐのは楽ではなく...   流れに逆らって漕ぐのは楽ではなくの読み方
山本周五郎 「風流太平記」

...漕ぐ...   漕ぐの読み方
夢野久作 「能とは何か」

...そっちへ乗れ……よし……出した……出来るだけ静粛(しずか)に漕ぐんだぞ』グロニャールとルバリュの二人はカジノの少し左手(ゆんで)に当る向う岸に向って一直線に漕ぎ出した...   そっちへ乗れ……よし……出した……出来るだけ静粛に漕ぐんだぞ』グロニャールとルバリュの二人はカジノの少し左手に当る向う岸に向って一直線に漕ぎ出したの読み方
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」

「漕ぐ」の読みかた

「漕ぐ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「漕ぐ」

「漕ぐ」の英語の意味


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