...次に酒精を漉して分けてそれに残りの材料を混ぜ...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...布で漉して、その1/4ガロンを1ティアス(約156リットル)のワインに入れると良くなる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...水で一漉(こ)し漉したように映ります...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...漉した水も充分には透明でない...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...味噌漉しかゝえて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...月の光が多少洩れ漉してるせいか...
豊島与志雄 「道連」
...水漉し(フィルタア)へ逃込もうとした彼は...
牧逸馬 「上海された男」
...五合の水が二合位に煮詰った時裏漉(うらご)しにしてまた布で漉します...
村井弦斎 「食道楽」
...そこで別に取分けてある上等のスープの中へ鳥の漉した肉七分に米三分の割合で入れて塩胡椒で味をつけて牛乳を五勺ほど加えてドロドロに煮る...
村井弦斎 「食道楽」
...それをまた布巾漉しにしたのが梅のシロップです...
村井弦斎 「食道楽」
...それを漉して冷まして固まった時掬(すく)い取れば上等のヘットになりますからフライなんぞにはちょいとバターの代りになります...
村井弦斎 「食道楽」
...生葡萄(なまぶどう)を生のまま二斤ばかり裏漉(うらごし)にして別に二合の水へ砂糖を大匙三杯入れて沸立てて今の葡萄の裏漉しを混ぜて固めます...
村井弦斎 「食道楽」
...玉葱の細かに切りたるもの二個分および塩少々加え四時間湯煮て皮を細かに切りまたその湯煮汁に塩胡椒を入れて味を付け裏漉しにし前の皮を混合せゼリー型または丼鉢へ入れて冷しおけばちょうど鮫のニコゴリの如きものとなる...
村井弦斎 「食道楽」
...それから水気を切って裏漉しにしてその中へ御飯大匙三杯を混ぜて...
村井弦斎 「食道楽」
...それから湯煮た玉子の黄身を二つ裏漉しにして生玉子の黄身を混ぜて芥子(からし)を小匙一杯と塩胡椒と砂糖を小匙半分ほど加えてサラダ油大匙二杯と西洋酢一杯とを幾度(いくど)にも少しずつ加えてよく煉ります...
村井弦斎 「食道楽」
...その中へ林檎の裏漉しにしたのを入れてよく掻(か)き交(ま)ぜてそれから器(うつわ)ごと水の中へ漬けると寒い時には一時間位で冷えて固まります...
村井弦斎 「食道楽」
...その杏の液(つゆ)を裏漉しにしてゼラチンで寄せたのです」大原「ゼラチンとは西洋膠(にかわ)ですね...
村井弦斎 「食道楽」
...路傍の林の簇葉(むらは)は、その光を漉して、青い光を樹根(きのね)へ投げ、林の奧は見透されないやうに、光と影が入り亂れて、不思議な思ひを起させる...
吉江喬松 「霧の旅」
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