例文・使い方一覧でみる「漂」の意味


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...その中にただ薄(うす)ら寒い防虫剤の臭(にお)いばかりっている...   その中にただ薄ら寒い防虫剤の臭いばかり漂っているの読み方
芥川龍之介 「早春」

...明日は如何なる國にひ着くやら...   明日は如何なる國に漂ひ着くやらの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...絹のような砂の上にっているのである...   絹のような砂の上に漂っているのであるの読み方
泉鏡花 「浮舟」

...建物の裏からは満開を過ぎた梅の蒸すやうな匂がつてゐた...   建物の裏からは満開を過ぎた梅の蒸すやうな匂が漂つてゐたの読み方
犬養健 「朧夜」

...空がふ青色(あをいろ)のこの大盃(おほさかづき)を...   空が漂ふ青色のこの大盃をの読み方
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」

...その附近から大して遠くはなれてない空間流者たちは爆発とともに...   その附近から大して遠くはなれてない空間漂流者たちは爆発とともにの読み方
海野十三 「怪星ガン」

...室中にわせているのだ...   室中に漂わせているのだの読み方
大阪圭吉 「灯台鬼」

...今より日本海に異国船のい浮む事古(いにしえ)よりも多くなりゆきて...   今より日本海に異国船の漂い浮む事古よりも多くなりゆきての読み方
徳富蘇峰 「吉田松陰」

...」木下は皮肉な笑いを一寸口辺にわしたが...   」木下は皮肉な笑いを一寸口辺に漂わしたがの読み方
豊島与志雄 「二つの途」

...彼はそれをい所へ引き寄せた...   彼はそれを漂い所へ引き寄せたの読み方
豊島与志雄 「二つの途」

...その肥った老体にわしていました...   その肥った老体に漂わしていましたの読み方
豊島与志雄 「三つの嘘」

...大和の国には神(かん)ながらの空気がうている...   大和の国には神ながらの空気が漂うているの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...一抹(いちまつ)の淋しいもののうのに堪えられない気持がしました...   一抹の淋しいものの漂うのに堪えられない気持がしましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...浪的に散ろうとする我々の慾望でもあります...   漂浪的に散ろうとする我々の慾望でもありますの読み方
林芙美子 「新版 放浪記」

...渚(なぎさ)に打ち上げられる流物の量が...   渚に打ち上げられる漂流物の量がの読み方
堀辰雄 「麦藁帽子」

...……」すては煤(すす)のようにくらいものを眼附にわして言い続けた...   ……」すては煤のようにくらいものを眼附に漂わして言い続けたの読み方
室生犀星 「舌を噛み切った女」

...山中の清涼な氣がつて...   山中の清涼な氣が漂つての読み方
吉江喬松 「山岳美觀」

...若草の匂いがどことなく(ただよ)って...   若草の匂いがどことなく漂っての読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

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