...祝鶏翁(しゆくけいをう)のやうな蓄産家や郭璞(くわくぼく)のやうな漁色家(ぎよしよくか)がある...
芥川龍之介 「雑筆」
...この椿岳の女道楽を単なる漁色とするは時代を無視した謬見(びゅうけん)である...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...かえって漁色家連の間に引張りだことなって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ぐうだらの漁色家...
太宰治 「HUMAN LOST」
...賭博(とばく)に耽(ふけ)り、漁色、飲酒癖強く、放縦奢侈(しゃし)なる性格のように思われる...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...漁色家の心理と云うものは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...この浪費と漁色(ぎよしよく)を大した惡いことと思はないばかりか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...出世と漁色(ぎよしよく)に忙しくて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんなのは老を知らない漁色家(ぎよしよくか)によくある型で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...可成盛に漁色(のたく)るので...
羽志主水 「越後獅子」
...唯の漁色(ぎょしょく)に趣(おもむき)を添えたくなると云う...
二葉亭四迷 「平凡」
...まあ煩い漁色漢達だらう...
牧野信一 「痴酔記」
...「漁色の悪漢といふのは就中紳士態を装ふた男が多いといふ話ではないか...
牧野信一 「日本橋」
...あの親父の業々(さま/″\)な漁色癖と...
牧野信一 「円卓子での話」
...醜い漁色癖とか! などといふ形容詞を冠せて義憤を抱いたが...
牧野信一 「円卓子での話」
...夜になると囲炉裡端に大層な漁色漢沁みた連中が集つて面白くもない聞くも卑猥な冗談を如何にも吾ながら面白さうに喋舌るのが聞くも気持が悪く...
牧野信一 「るい」
...しかし私のああした漁色と狡猾とが今の彼女をここまで引上げたのではない...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...一方漁色が我々の胃を弱めると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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