...手もなく水滸伝(すゐこでん)の引写しぢやげえせんか...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...久しぶりで水滸伝(すゐこでん)を開いて見た...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...「水滸伝(すゐこでん)」「西遊記(さいいうき)」「金瓶梅(きんぺいばい)」「紅楼夢(こうろうむ)」「品花宝鑑(ひんくわはうかん)」等の長篇を絮々綿々(じよじよめんめん)と書き上げる肉体的力量には劣つてゐると思つてゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...畢竟するに馬琴が頻りに『水滸』の聖嘆評を難詰屡々(しばしば)するは『水滸』を借りて自ら弁明するのではあるまいか...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...滸我(こが)即ち古賀からは行徳へ流れて来ないという説がある...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...女水滸伝(すいこでん)のやうに思はれたり...
高村光太郎 「智恵子抄」
...二人は其の滸(ほとり)へ腰を下ろして...
谷崎潤一郎 「少年」
...作者は忘れたが『神稲俊傑水滸伝』だけは聊か物足らず思いながらも読み了(おわ)った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...『水滸伝』の没羽箭張清(ぼつうせんちょうせい)が錦の袋から礫(つぶて)を出して投るということから銭形平次の投げ銭を考え出した...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...お手討も時代めいて些か烏滸(おこ)だが...
久生十蘭 「湖畔」
......
二葉亭四迷 「浮雲」
...自分の烏滸(おこ)のこころに引きくらべて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...烏滸(おこ)がましゅうございますが...
吉川英治 「剣難女難」
...ついに宋朝の天下を危うくするという大陸的構想の中国水滸伝(すいこでん)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...水滸伝は一名を北宋水滸伝ともいわれるように...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『なんだ! 貴様に他人の思想を指導する資格があるか』『烏滸(おこ)がましい...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...烏滸(おこ)な沙汰ですが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...若輩(じゃくはい)の烏滸(おこ)がましいとは存じながら...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索