...手もなく水滸伝(すゐこでん)の引写しぢやげえせんか...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...彼の前には水滸伝がある...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...羅貫中(らくわんちう)水滸伝(すゐこでん)を作つて...
芥川龍之介 「骨董羹」
...木剣は勿論「水滸伝」以来二度と彼の手に取られなかつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...眞(まこと)にわれ汝等(なんぢら)に告ぐ――嗚滸(をこ)なりや...
アダ・ネグリ Ada Negri 上田敏訳 「母」
...水滸伝の翻訳を高井蘭山に転替しました...
上村松園 「幼き頃の想い出」
...滸我(こが)即ち古賀からは行徳へ流れて来ないという説がある...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...京伝に及ばずと自ら認めた臭草紙でも『傾城(けいせい)水滸伝』や『金毘羅船(こんぴらぶね)』のような名篇を続出して...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...女水滸伝(すいこでん)のやうに思はれたり...
高村光太郎 「智恵子抄」
...彼池の滸(ほと)りの一刹那(いっせつな)を思うては...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...しかし烏滸(おこ)がましいが...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...お手討も時代めいて些か烏滸(おこ)だが...
久生十蘭 「湖畔」
...ただに死ぬを待つこそ烏滸(おこ)ならめ...
久生十蘭 「玉取物語」
...何たる烏滸(おこ)の白徒(しれもの)ぞ...
福田英子 「妾の半生涯」
...小説ながら『水滸伝』の武行者や黒旋風が虎を殺して村民に大持てなところは宋元時代の風俗を実写したに相違ない...
南方熊楠 「十二支考」
...なにを烏滸(おこ)な」と...
吉川英治 「私本太平記」
...四半自叙伝などと烏滸(おこ)なタイトルを掲げ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...さらに唐宋の豊麗な詩文に対して、明は『水滸伝』、『西遊記』、『金瓶梅』のごときを特徴とする...
和辻哲郎 「孔子」
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