...「君の我等に伍せんとするこそ烏滸(をこ)がましけれ...
芥川龍之介 「骨董羹」
...干し菜をぶら下げた裏庭に「水滸伝」中の人物と...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...それで水滸伝(すゐこでん)...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...馬琴の著書など多くて――里見八犬伝とか水滸伝だとか弓張月とかの本が来ていましたが...
上村松園 「あのころ」
...ところで信乃がいよいよ明日は滸我(こが)へ旅立つという前晩...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...女水滸伝(すいこでん)のように思われたり...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...深い深い森の中を辿ってとある古潭の滸に出ました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...筆を『水滸伝(すいこでん)』の人物その他の方面に転じたりといへども...
永井荷風 「江戸芸術論」
...或は少々の烏滸の沙汰かも知れないが……...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...しかし烏滸(おこ)がましいが...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...これは『水滸伝』の没羽箭張清(ぼつうせんちょうせい)が...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...こんなところへ持ち出すのはすこし烏滸がましいやうだけれど...
堀辰雄 「七つの手紙」
...自分の烏滸(おこ)のこころに引きくらべて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...烏滸(おこ)なる児言(じげん)...
吉川英治 「三国志」
...おとなしくわが輩と共に水滸(すいこ)の寨(とりで)まで来てくれまいか」「ばかなッ」叱りとばすや否...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「水滸(すいこ)の草賊どもを朝(ちょう)に入れて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まったく要(い)らざることを!烏滸(おこ)な気働きをさせたものじゃ」こう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...烏滸(おこ)な沙汰ですが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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