...彼の前には水滸伝がある...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...木剣は勿論「水滸伝」以来二度と彼の手に取られなかつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...それで水滸伝(すゐこでん)...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...それは恰度「新編水滸伝」の絵の時の出来事でございます...
上村松園 「幼き頃の想い出」
...当時の貸本屋フワンは誰でもだったが)信乃(しの)が滸我(こが)へ発足する前晩浜路(はまじ)が忍んで来る一節や...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...自分なんぞが監督したり心配したりするなんて烏滸(おこ)がましいことだと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...二人は其の滸(ほとり)へ腰を下ろして...
谷崎潤一郎 「少年」
...北海の滸(ほとり)に到(いた)ってこのことを告げたとき...
中島敦 「李陵」
...するとそのうちの一人が細長い天秤棒(てんびんぼう)のようなものをぐるりぐるりと廻し始めた……」「何だか水滸伝(すいこでん)のような趣(おもむき)じゃありませんか」「その時からしてがすでに縹緲(ひょうびょう)たるものさ...
夏目漱石 「行人」
...烏滸(おこ)な手むかいに出たまでのこと...
吉川英治 「私本太平記」
...なにを烏滸(おこ)な」と...
吉川英治 「私本太平記」
...あなたがこの水滸(すいこ)ノ寨(さい)の上に立って盟主の座について下さい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...水滸(すいこ)の大寨(たいさい)は凱旋した仲間を迎えて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼らは水滸(すいこ)の要寨(ようさい)に拠(よ)って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「水滸(すいこ)の草賊どもを朝(ちょう)に入れて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...作家がそんな事をいうのもまことに烏滸(おこ)な沙汰です...
吉川英治 「親鸞の水脈」
...午前中は「水滸伝」を書いて...
吉川英治 「年譜」
...烏滸(おこ)のようなれど...
吉川英治 「宮本武蔵」
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