...一時は「水滸伝」の中の一百八人の豪傑の名前を悉く諳記(あんき)してゐたことがある...
芥川龍之介 「愛読書の印象」
...頭ばかり大きい小学生は薄暗いランプの光のもとに何度も「水滸伝」を読み返した...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...僅かに『神稲水滸伝』がこれより以上の年月を費やしてこれより以上の巻を重ねているが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...女水滸伝(すいこでん)のやうに思はれたり...
高村光太郎 「智恵子抄」
...そんなことを書こうなどというのは烏滸(おこ)がましき業(わざ)だと思う...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...古戦記の外小説では八犬伝、水滸伝、それから御家騒動は版にすることは禁ぜられていたので写し本で貸した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...つづいて『水滸伝(すいこでん)』...
永井荷風 「十六、七のころ」
...自分の烏滸(おこ)のこころに引きくらべて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...又は八犬伝や水滸伝(すいこでん)に出て来る性的不能患者の後裔(こうえい)だからね……しかし君はあの少女を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...烏滸(おこ)な手むかいに出たまでのこと...
吉川英治 「私本太平記」
...……烏滸(おこ)な言いぶんですが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...水滸(すいこ)の寨(とりで)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...水滸(すいこ)の大寨(たいさい)にある各部門の一将一将から毎夜のような招待なのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蕭譲(しょうじょう)は筆をとって黄紙(こうし)にそれを書き写せ」ここで読者はすでにお読みになったはずの序編水滸伝第一章“百八の星...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まだまだ迷いなどというのも烏滸(おこ)がましい...
吉川英治 「親鸞」
...『なんだ! 貴様に他人の思想を指導する資格があるか』『烏滸(おこ)がましい...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...まったく要(い)らざることを!烏滸(おこ)な気働きをさせたものじゃ」こう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...四半自叙伝などと烏滸(おこ)なタイトルを掲げ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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