...「君の我等に伍せんとするこそ烏滸(をこ)がましけれ...
芥川龍之介 「骨董羹」
...木剣は勿論「水滸伝」以来二度と彼の手に取られなかつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...けれども『三国志』や『水滸伝』の人物の二人立三人立などの細かい絵になると...
淡島寒月 「凧の話」
...どう考へて見ても水滸伝の中にある光景としかかれ等には思はれなかつた...
田山録弥 「草道」
...小學時代には父(擧芳と號した父)の感化で太閤記、八犬傳、三國志、水滸傳などを、又教科書としては、就中十八史略を愛讀したが、其後十八歳迄の獨學時代、竝に之に續く時代に影響を受けたものの中に、その頃創刊の「國民の友」又日刊の「自由の燈」がある...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...つづいて『水滸伝(すいこでん)』...
永井荷風 「十六、七のころ」
...天保水滸伝の向うを張って...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし烏滸(おこ)がましいが...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...まだ『水滸伝』が離れぬ...
正岡子規 「句合の月」
...小説ながら『水滸伝』の武行者や黒旋風が虎を殺して村民に大持てなところは宋元時代の風俗を実写したに相違ない...
南方熊楠 「十二支考」
...(烏滸がましい偏見かも知れぬが)僕等の側から見ればどんなによく見ても頂戴しかねる...
山中貞雄 「気まま者の日記」
...なにを烏滸(おこ)な」と...
吉川英治 「私本太平記」
...宋朝水滸伝(そうちょうすいこでん)には槍の達人がさかんにみえるし...
吉川英治 「私本太平記」
...いまからはぜひ水滸(すいこ)の寨(さい)の一員にお加え願いたい」「おう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あなたがこの水滸(すいこ)ノ寨(さい)の上に立って盟主の座について下さい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...水滸(すいこ)の草賊...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蕭譲(しょうじょう)は筆をとって黄紙(こうし)にそれを書き写せ」ここで読者はすでにお読みになったはずの序編水滸伝第一章“百八の星...
吉川英治 「新・水滸伝」
...烏滸(おこ)な沙汰ですが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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