...自分の滯在地と云ふよりも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...當地になほ滯在するか...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...來りて南湖に滯留するほどに...
大町桂月 「白河の關」
...が例によつて澁滯して筆は容易に進まぬ...
高濱虚子 「俳諧師」
...旅順の滯陣中に近傍の百姓等が病氣を診て貰ひに來た...
長塚節 「開業醫」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...多くは暫く爰に滯留し...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...且開發の最も久しく停滯して居つた地方は即ち奧州で...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...十一文づゝ二年半餘(はんあま)りも滯(とゞこふ)らば大抵(たいてい)三十文計(ばか)りの引負(ひきおひ)となるべし...
福澤諭吉 「改暦辨」
...その閾を跨(また)ぐことは沈滯に返ることであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...湖畔に滯在してゐる詩人から路易に早く來るやうにといふ手紙がきた...
堀辰雄 「顏」
...二週間ばかり滯在してゐる間...
堀辰雄 「顏」
...まだ滯在してゐた松平に來てもらつて...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...この夏また追分に行きたいがその滯在費を自分で稼げといはれてしまつたので...
堀辰雄 「緑葉歎」
...今迄滯(とゞこほ)つた宿賃なんか一錢も貰はんかてよろしいさかい...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...「願之上親類麹町二本傳次方江同居仕御用向無滯(とゞこほりなく)相勤候處...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...その島に滯在することにきめてしまつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...滯在六日のうち、二晩だけ完全にこの鳥を聞くことが出來た...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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