...條理之滯二於情識一爲レ私...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...沈滯を來してゐる最小自治區とに新精神を與へんとする積極的のもの...
石川啄木 「農村の中等階級」
...「大町さんと云ふお方が暫らく御滯在のことがございました」との答へであつた...
岩野泡鳴 「鹽原日記」
...「あなたの御滯在中を幸ひに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...僕の札幌滯在が長くなつたのは長くなつたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それはさる有名な經濟學者が滯英中英語に堪能なる或る日本紳士が英人と話してゐるのを側で聞いてゐたが...
高田力 「ベーシック英語」
...三十六水月は二日の滯在ですぐ歸京するやうな話であつたのが...
高濱虚子 「俳諧師」
...此のコロールといふ街――其處に私は一番永く滯在してゐた譯だが――には...
中島敦 「環礁」
...彼(かれ)はまだお品(しな)が死(し)んだ年(とし)の小作米(こさくまい)の滯(とゞこほ)りも拂(はら)つてはないし...
長塚節 「土」
...苫小牧(とまこまい)滯在(たいざい)の一月ほどは空しく過ぎてしまつた...
「處女作の思ひ出」
...形勢がまだ停滯するものとすれば...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...フランスに滯留してる日本人はまたフランス一點張で...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...酒屋米屋の拂ひも滯(とゞこほ)らず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鴨緑江畔の滿浦鎭へ暫く滯在すると...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
...三日と滯在してゆきながら...
林芙美子 「旅人」
...ソーンフィールドの御滯在がこんなに長びくのに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...六月頃まで巴里に滯在す...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...それ等の島で滯留するといふことは...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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