...牛肉の肉汁が滋養(やしなひ)になるのはよく判つてゐるが...
薄田泣菫 「茶話」
...真に滋養豊富な餅米からの水飴が...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...(滋)僕はお前を殺しても夢子と結婚したいんだよ...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...(滋)それも僕にはよく分つて居る...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...(滋)あゝ、まあさう云つて来たんだよ...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...滋幹は又云う、―――やがて自分は成人し、乳人の膝下(しっか)を離れて一人立ちするようになり、何事も自分で判断して処理する年齢に達したが、そうなってからはいよ/\乳人の云った言葉が本当であったことが分って、なか/\母に逢う機会などは得られなかった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...つとめて竜子へ滋養分を取らせた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...祕府略は滋野貞主の編纂であつて一千卷あつたが今日僅かに二卷を殘すばかりである...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...蘭(らん)を九(えん)に滋(ま)き...
夏目漱石 「草枕」
...「もう少(すこ)し滋養物(じやうぶつ)が食(く)へる所(ところ)でなくつちあ...
夏目漱石 「門」
...滋賀の五箇庄は言うまでもなく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...滋野光雄が殺されたから...
久生十蘭 「雪間」
...ホームの目につくところに立って待っていると、やすはうねのある鼠紺(ねずこん)のお召にぽってりとした青砥(あおと)色の子持(こもち)の羽織、玉木屋の桐の駒下駄をはいて籠信玄(かごしんげん)をさげ、筑波山へ躑躅(つつじ)でも見に行くような格好でコンパルチマンから降りてきて、「おや滋さん、これはどうもわざわざ...
久生十蘭 「ユモレスク」
...振付鹿島光滋ゼロで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その奇想の澄明、その繊細巧致を極めたる諧謔味、その霊麗なる純樸味、その他の滋味、光沢の豊かなるおもむきは、古今の東西を通じて独特なる妙境の持主であることは否めない...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...多分鰻も精力増進の滋養品...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...滋賀縣の湖北には又蕎麥のメンヂャがある...
柳田國男 「食料名彙」
...「それじゃあせっかくの味も滋養もなくなっちまうじゃないの」「そうなんですけどねえ」おるいさんは答える...
山本周五郎 「季節のない街」
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