...もし滋養分をとる爲に近づいても...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...しかも胎児には母体から滋養分を取るための胎盤のごときものが付いてあるから...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...その滋養分は平等に分配せられるから...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...然るに尊親夫婦は厚意を以て日々滋養品を交々(こもごも)に饗せらるるにより...
関寛 「関牧塲創業記事」
...少なくとも一層滋養に富んでいない小麦粉をより高い値段で店から買っている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「滋養灌腸と聞いた時には少し驚いたよ...
高浜虚子 「子規居士と余」
...いや、事に依ると、滋幹は、四十二三歳に及んでから、いよ/\母を思う念が切(せつ)になって、生れて始めてこう云うものを筆にする気になったのではなかろうか...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...男は滋幹が不安そうにもじ/\している様子を見て...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...滋幹の右の袂(たもと)を肩の方までまくり上げて...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...父は滋幹がその詩を暗誦し得るようになったのを見て...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...否食ってしかるべき滋味と心得るようになってからは...
夏目漱石 「坑夫」
...滋味には乏しいが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...世にも不思議な滋味と渋さとを持ったものである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...それには滋野貞主の和したものが添ひて居る...
原勝郎 「鞦韆考」
...「失礼ですけど、そのお衣裳(めし)、結構な地色ですことね」杜松は、どこか薄青い深い眼付で、滋子を見ながら、「おほめをいただきまして、ありがとうございます...
久生十蘭 「野萩」
...滋子はそこへ坐りこむと...
久生十蘭 「ユモレスク」
...この頃余り滋養分がないからね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...滋養の功蚕豆(そらまめ)に亜(つ)ぐ...
村井弦斎 「食道楽」
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