...「内記(ないき)の上人(しやうにん)ではございませんか? どうして又このやうな所に――」在俗の名は慶滋(よししげ)の保胤(やすたね)...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...「いくらほど借りになっているんです」「さあ診察料や滋養品で百円近くにもなっていますかしらん」「あなたは金は全く無しですね」木村はさらに繰り返していってため息をついた...
有島武郎 「或る女」
...最も喰料(しょくりょう)には厚く注意して滋養品を取り...
関寛 「関牧塲創業記事」
...風静かにして雨滋(しげ)き国は何処かにないであろうか...
辰野隆 「雨の日」
...(滋)文造、お前は今、僕のフアザアはお前の大恩人だと云つたね...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...滋幹は父の容貌を...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...滋幹が後から来るのを待ち構えていたのであった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...その噂は滋幹の耳にも這入らない筈はなかった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ほんとうにふしぎなご縁で」滋子は笑って...
久生十蘭 「ユモレスク」
...滋養多き食物を取り...
正岡子規 「病牀譫語」
...それから先輩たちの経験から滋養分を摂取するためにも...
三好十郎 「恐怖の季節」
...我々は臼(うす)でその芽を摺(す)り潰(つぶ)して胚乳の澱粉だけを人間の食料としているので滋養分も多い訳(わけ)です...
村井弦斎 「食道楽」
...水分壱割五分二厘にてその滋養分日本製の品に三倍せり...
村井弦斎 「食道楽」
...跋文に「斯依滋兵川人貞観十三年奉勅撰進爾甲撰進之」とあり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...三重県の北部から滋賀県の甲賀(こうが)地方にかけて...
柳田国男 「こども風土記」
...夏冬繁緒、河東茂生、滋岡透、そのほかいろいろ……田舎者の私は、みんな別々の人間のペンネームかと思っていた...
夢野久作 「怪青年モセイ」
...中村五郎忠滋(ただしげ)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...遊戯の世界の滋味でもある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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