...その提案は滅相もないことだと思います...
...彼女にそんなことを言うのは滅相もないですよ...
...滅相もないことですが、お金を借りられませんか?...
...私たちはそのような滅相もない計画には賛成しません...
...「滅相もない、ちよつとお休みやしたのに、こないたんと載いては済みまへんどす...
薄田泣菫 「茶話」
...ほんの儂(わし)の気持だ」「滅相もない旦那様! そんなお心付けまで頂戴いたしましては! そんな……そんな」と薄気味悪そうに押し返すユアンの手に私は無理に若干(そくばく)を受け取らせてくれた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...滅相もないという顔付をした「神棚には母の魂が籠ってる」……と口には出さないが...
豊島与志雄 「神棚」
...いや、お察しいたします」客はむやみに手をふって、「滅相もない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...若殿のお口から滅相もないことで」「可笑(おかし)いのう」「まったく今日まで気づかずにおりましたのは玄堂の落度(おちど)...
吉川英治 「江戸三国志」
...滅相もないという顔つきで...
吉川英治 「江戸三国志」
...「滅相もない仰せです...
吉川英治 「江戸三国志」
...「滅相もないことをおっしゃいます...
吉川英治 「江戸三国志」
...「滅相もないことを仰っしゃいませ...
吉川英治 「三国志」
...思いちがいしたものか」「滅相もない...
吉川英治 「私本太平記」
...興(きょう)がろうとでもいう肚か」「滅相もない」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...滅相もない」「いわぬかッ」「くッ……か……」「いえッ」「く...
吉川英治 「新書太閤記」
...範宴の細首を引ン捻(ねじ)ってくれるのだ」「滅相もない...
吉川英治 「親鸞」
...ともすれば、愛慾の広海(こうかい)に溺れ、ともすればまた、名利(みょうり)の大山(たいせん)に踏み迷っている凡夫なのじゃ、聖者などとは、滅相もない過賞、幼なじみのおん身にいわれては、この愚禿(ぐとく)こそ、穴にも入りたい」「親鸞どの」弁円は、しかと、その人の手をにぎりしめて、「幼少から、これほどのおん身を、友として持ちながら、なぜ弁円は、早くからおん身のその真実と徳に触れることができなかったであろうか...
吉川英治 「親鸞」
...三年はかかろうというていたが」「御意にございます」「そちの精励じゃ」「滅相もない」と...
吉川英治 「親鸞」
...「滅相もない」茶売りの老人は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...滅相もないという顔つきで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...はいってるんですか』『滅相もない...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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