...その提案は滅相もないことだと思います...
...彼女にそんなことを言うのは滅相もないですよ...
...滅相もないことですが、お金を借りられませんか?...
...私たちはそのような滅相もない計画には賛成しません...
...彼の行動は滅相もなく、それが問題視されています...
...女房が竊(そっ)と睨(にら)んで、「滅相な、あの、言いなさる...
泉鏡花 「歌行燈」
...」「滅相な...
薄田泣菫 「茶話」
...』『一日四時間なんでしょう? 外に出ようなんて滅相もない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...「滅相もございません...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...滅相もないという顔付をした「神棚には母の魂が籠ってる」……と口には出さないが...
豊島与志雄 「神棚」
...滅相もない」「棺を...
直木三十五 「南国太平記」
...尤(もっと)も多少お手荒く扱われましょうとも、さめたり、破れたりする品とは、品が違いますんでございますが、それに致しましても、冥利(みょうり)というものがございますから、ずいぶんおてやわらかにお願い申したいもんでゲス」そこでお絹が、「ほんとに世間には物好きもあったもんだね、惜しいよ、こんな野郎に、こんな羽織をかぶせて置くなんぞは」といって、二度(ふたたび)、ヤケに金助の羽織を引っぱり廻すと、金助は火のついたように、それを振り払い、「滅相な、もし羽織に怪我でもあらせるようなことになりましては、あの人に済みません」「ばかにしているよ、あの人とはいったい誰のことなの、当節、金公にこの羽織を恵むなんて茶人も、世間にはあるものか知らん」「ところが、その茶人が、あなた様のお知合いの中にあるんでございますから、争われません」「冗談(じょうだん)をお言いでない、わたしの知っている限りで、これだけの羽織を、金公に恵んでやるような度胸の奴は一人もありません」「ところが大有りなんですから、有難いじゃございませんか」「ふ、ふ、ふ、お前には綿銘仙(めんめいせん)の羽織か、双子(ふたご)の綿入あたりが相当しているよ、どこのおたんちんが、こんなゾロリとしたお仕着(しきせ)を、ほかならぬ金公にかぶせてやる奴があるものか」「ところが現在ごらんの通り、その外(ほか)ならぬ金公なるものが、こうしてゾロリとしたやつを着込んでいらっしゃるんだから争われませんや、あやかりたいと思召(おぼしめ)しませんか」顎(あご)を撫でて、頭をぬっとお絹の前に突き出したものだから、お絹が、「この野郎」と言って、ピシャリと金公のそりたての頭をなぐりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「滅相もない...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...ほんとな?」「滅相もない...
火野葦平 「花と龍」
...紳士は滅相なという顔をして...
横光利一 「馬車」
...「滅相(めっそう)もない!」諸将は...
吉川英治 「三国志」
...思いちがいしたものか」「滅相もない...
吉川英治 「私本太平記」
...ついでに結んでくりゃれ」「……はッ」「佐渡」「は」「邪魔をいたしたのう」「滅相(めっそう)もないおことば」「したが...
吉川英治 「新書太閤記」
...『あっ!滅相(めっそう)な……』と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「滅相もない」と...
吉川英治 「親鸞」
...わしに秘(かく)している事があるな」「滅相(めっそう)もない」「いいや...
吉川英治 「源頼朝」
...必ずお届け申しておくが」「滅相もねえ……おらお金なんぞはいらねえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...はいってるんですか』『滅相もない...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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