...ナント妖怪の学問は滅法界もない広大の研究でありて...
井上円了 「おばけの正体」
...「それはまた滅法界(めつぽふかい)に高い」と選挙人は椅子を擦り寄せて低声(こごゑ)になつた...
薄田泣菫 「茶話」
...わたしは素敵滅法界(めっぽうかい)の報道をもたらして来たのです...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ずんと年下の男を滅法界(めっぽうかい)に好く女もあらあ――油断(ゆだん)がなるものか...
中里介山 「大菩薩峠」
...滅法界(めっぽうかい)もなく強い人でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...寒いなア」「滅法界(めっぽうかい)寒い」折助が五人ばかりかたまって来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...めくら滅法界に人を載せて走るというはずはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...勝(かつ)のような滅法界の智者はいる...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで滅法界美しいのですから...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...――そのちよいと傳法なのが滅法界野暮つ度い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...滅法界野暮ったい武家風の刺繍(ししゅう)沢山なお振袖か何か鎧(よろ)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...粉(しんこ)でこせえて紅を差したやうな滅法界可愛らしい娘が三人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...めくら滅法界(めっぽうかい)に飛んでくる大きい甲虫(かぶとむし)の唸り声...
アンブローズ・ビヤース Ambrose Bierce 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...これらでヘレナは滅法界な美女と判り...
南方熊楠 「十二支考」
...凡てが滅法界のお値段...
山本笑月 「明治世相百話」
...ステキ滅法界(めっぽうかい)もない玉の如き美少年と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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