...他の一は支持の滅失である」赤ちゃんが鋭い物音におびえ...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...「支持の滅失」の代表的なものは...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...「支持の滅失」が如何に誇張され...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...田畑荒廢に因れる不動産の滅失...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...これ等は大抵はもう滅失して居るやうだが...
柳田國男 「信濃桜の話」
...おそらく暗夜に燈火を失うたような滅失の底に沈んでいるにちがいない...
吉川英治 「上杉謙信」
...滅失(めっしつ)の色深い陣営は...
吉川英治 「三国志」
...絶望の淵(ふち)にのぞんでも滅失に墜ちいらず...
吉川英治 「三国志」
...前途の滅失を感じだしたとなると...
吉川英治 「私本太平記」
...歴代、朝廷あっての公卿廷臣が、この期(ご)に、朝(ちょう)の存亡を疑い、身ひとつの去就に迷うなどとは、何としたことでしょうか」と、人々の滅失を、大いに醒(さ)ました...
吉川英治 「私本太平記」
...滅失(めっしつ)に囚われてしまうような不覚者は侍女のなかにもいなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...滅失の淵にある人に真実の感動を与え他を恨む心や猜疑(さいぎ)を捨てさせ...
吉川英治 「新書太閤記」
...得てホゾをかむ滅失である...
吉川英治 「新書太閤記」
...真っ暗な滅失(めっしつ)を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...滅失の穴にきまっているのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...四すでにその前から、憤怒、滅失、狼狽、あらゆる感情のみだれに、われというものすら失っている萩原年景である...
吉川英治 「親鸞」
...あらゆる人が信じられないとしたら……彼女は滅失の底に泣き沈んだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...すべてに滅失(めっしつ)した時に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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