...理窟からでなく内部から滅亡する...
石川啄木 「一利己主義者と友人との対話」
...「建国二千六百年の日本が滅亡するか...
海野十三 「空襲葬送曲」
...いっそうの勢いをえてそれからさらに……おお宇宙は滅亡する...
海野十三 「放送された遺言」
...憤死し滅亡するよりほかはないだろう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...○短歌が滅亡するかしないかといふやうなことが先頃だいぶ問題になつてゐたやうである...
相馬御風 「遊びの藝術」
...滅亡するものの悪をエムファサイズしてみせればみせるほど...
太宰治 「姥捨」
...そういう日が来れば我国の俳諧は滅亡するであろう...
寺田寅彦 「チューインガム」
...人類が滅亡するであろうとの論法は...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...島津の家が滅亡することであった...
直木三十五 「南国太平記」
...僕の結論によると英國人が神經衰弱で第一番に滅亡すると云ふのだが名論だらう...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...人類が生理的に滅亡する相(そう)だぜ」「有難う...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...その階段自身が滅亡する運命になってるし...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...人間本性は直ちに消滅し滅亡するに違いない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...風に吹かるゝ朝露のごとく滅亡するであらう...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...『釈紀』の述義にては籤を田中に刺し立つるは咒咀(じゅそ)にしてもし強いてその田を耕す者あらば身ついに滅亡するなりと解いているが誤りである...
柳田國男 「地名の研究」
...しかし見たまえ!日本民族が滅亡する時...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ついに滅亡する日までは...
吉川英治 「三国志」
...何も求めて滅亡するにはあたるまい」と陳応は野鼠(やそ)のように城へ逃げ帰った...
吉川英治 「三国志」
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