...国が洪水に滅ぶる時...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...滅ぶるものは身にとりてすべて空(くう)なり...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「カンタタ」
...せめて美しく滅ぶべし...
種田山頭火 「其中日記」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...ゆえに勢いに従うものは栄え勢いに逆らうものは滅ぶ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...各藩てふ観念の滅ぶ日は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...優秀者を滅ぶるに任したりあるいは途轍もない報酬を与えたりする社会こそ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あるいはイギリスが将来失墜するであろうごとく破産によって滅ぶるであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...夢醒めて我身滅ぶと云ふことの味ひに似るものを覚ゆる夢が浮世か浮世が夢か...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...彼等の滅ぶる肉體を養ひ得るかも知れないが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...滅ぶのはいっしょであるような妄想(もうそう)を持ち...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...滅ぶる言葉に不滅なるものを託して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...またこれと共に滅ぶるを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この句は人と共に滅ぶものだ...
横光利一 「夜の靴」
...妻の家が旧主最上家と共に滅ぶべき所を...
横光利一 「旅愁」
...南皮一城もここに滅ぶと...
吉川英治 「三国志」
...「かかる大都督を上にいただいていては滅ぶしかない」と...
吉川英治 「三国志」
...……が、この一戦においては、必定(ひつじょう)、わが脇坂の家は、勝つも滅び、負くればなおのこと、滅ぶものと、かように覚悟いたされます」「ぜひもあるまい」「昨日、滝川三郎兵衛めに、お預かりの人質を、主人にも無断で、そっと渡してやりましたこと――はや、お聞き及びでございましょう」「聞きました...
吉川英治 「新書太閤記」
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