...つひに曉(さと)らで傷つける幼き年の滅びゆく吐息を洩(もら)し夢の緒(を)に貫(ぬ)きたる冷(ひや)き寶玉(はうぎよく)の散りこぼるゝを思ふらむ...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「エロディヤッド」
...滅びゆくもののうつくしさがある...
種田山頭火 「其中日記」
...滅びゆく民族としての哀歓を...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
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鶴彬 「鶴彬全川柳」
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峠三吉 「原爆詩集」
...この温泉神社の一家は神国日本の夢とともに滅びゆくのである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...これだから「滅びゆく島原」だと匙(さじ)を投げる者もある...
中里介山 「大菩薩峠」
...「滅びゆく江戸の名殘を描き...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...他国の滅びゆくのもまた僕らの国の父祖は...
横光利一 「旅愁」
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