...勿論間違ひは消滅するのである...
芥川龍之介 「続文芸的な、余りに文芸的な」
...その(ほのほ)の相合ふ時は即ち相滅する時ならん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...漸次衰滅するものと思われる...
海野十三 「予報省告示」
...守らぬ家は破滅する...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...すべての不吉な囁(ささや)きは消滅するようになるだろうという...
太宰治 「新ハムレット」
...むかしも、あんなことをやった奴があって、それは権勢慾、或いは人気とりの軽業に過ぎないのであって、言わせておいて黙っているうちに、自滅するものだ、太宰も、もうこれでおしまいか、忠告せざるべからず、と心配して下さる先輩もあるようであるが、しかも古来、負けるにきまっていると思われている所謂謀叛人が、必ずしも、こんどは、負けないところに民主革命の意義も存するのではあるまいか...
太宰治 「如是我聞」
...私は自滅するより外なし...
種田山頭火 「其中日記」
...もしわれわれが闘わなかったならば覆滅する恐れがあるからである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人類は絶滅するわけですね...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...電燈明滅すること数次なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...その種類の大部分が消滅するの便宜があるからだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...自滅する事がある...
夏目漱石 「虞美人草」
...証拠を堙滅するのに苦心するものだが...
久生十蘭 「悪の花束」
...死滅するかと思われた時...
久生十蘭 「海豹島」
...必ず消滅するに違いないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...儚く過ぎ去り消滅するものだと考えられるけれども...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...蒼白い月光或いは明滅する極光の中を...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...手燭の明りが明滅する大玄関の前から...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??