...勿論間違ひは消滅するのである...
芥川龍之介 「続文芸的な、余りに文芸的な」
...眞正に生きたる者は即下に絶滅するも猶余は眞に生きたりと信ずる自覺が慰藉となる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...瞬間に敵国の中心地を潰滅する如き大威力(三七頁)は...
石原莞爾 「最終戦争論」
...明滅するとは感じないのです...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...この建物全体の電燈を点滅する...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...新しい犠牲者に達する機会が無いので絶えず偶然に消滅するであろう...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...明滅する闇と光りの美くしさ雨よ降れ...
千家元麿 「自分は見た」
...頭の中の実在と眼前の実在とが矛盾するのを発見する瞬間に自分の頭に対する信用が一度に消滅するのである...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...鼠や害虫の類はわずかに〇・五プロセントの亜硫酸を含む空気で二時間も燻(いぶ)せば絶滅する事が出来る...
寺田寅彦 「話の種」
...階級的抑圧機関――ヘーゲルはそれを「自由」の実現と考えたが――がおのずから死滅する時こそ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...私敵を撲滅するためには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...絶滅する時があるよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...とにかく印象の生滅するまゝに自分の命が経験したことのその何の部分をだつてこぼしてはならないとばかり...
中原中也 「宮沢賢治の詩」
...父子ともどもそこで絶滅することになるのである...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...自在に照滅するスイッチというものもあるのだ...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...全ての印象は内的かつ消滅する存在であり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ブルジヨアにもプロレタリアにも大砲としての価値は消滅する...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...消滅することは恐らくないであろう...
矢部貞治 「政治学入門」
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