...わたくしの霊は矢張消滅するでせう...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...それからまずこれは絶滅することのできないものであるという結論を引き出すことができるというのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...一章終るごとに一燭を滅す...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...其の死滅するのは恐ろしいものだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...怎麼(いか)なる罪障も消滅するとぞ...
巌谷小波 「こがね丸」
...またデパートについてどう考えられますか」「古いありきたりの行き方をしていたのでは小売商は衰滅するよりほかあるまいと思う...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...廃滅すべきものは物の善悪高下によらず滅茶々々になって行ったものである...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それが実に呼吸(いき)をつく間もない短時間に交互錯綜(さくそう)してスクリーンの上に現滅するのである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...いくら折られつぶされても決して絶滅する恐れはないにしてもそのために要求される犠牲の価は時には安くないものになる...
寺田寅彦 「神田を散歩して」
...丁寧に根を拾ふ外に滅す道は無い...
徳冨蘆花 「草とり」
...本黨の實體は次第に腐敗して終に滅するの時あらむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...すべてが一挙に消滅する瞬間もあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...芸術は死滅するがいい...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...有明のあんどんが明滅するだけいままでの水や人魚...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...数時間でロンドンは死滅する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...読む者をして百年の地上に明滅する種々雑多な人間の浮沈と文化の興亡とを...
吉川英治 「三国志」
...自滅するかのような敗亡を遂げてしまった...
吉川英治 「三国志」
...両者の特徴を外において滅するとともに本質的に内に生かせたる天平様式が出現する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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