...これを溯(さかのぼ)る舟...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...遠く溯れば先祖は同一である...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...リチャーヅ(I.A. Richards, 1893- ――)博士との共著)を執筆の頃に溯る...
高田力 「ベーシック英語」
...天龍を溯つて信濃路を歩きます...
種田山頭火 「旅日記」
...警察明朗化八月の上旬に溯るが...
戸坂潤 「社会時評」
...表現を通してその背後にある個人なり民族なり時代なりの人間生活を追溯し再経験することでなければならないのだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...赤坂見附内に残つてゐた旧松江侯の藩邸を校舎に当てゝゐた事にまで溯(さかのぼ)らねばならない...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...とうとう津田の過去に溯(さかのぼ)って行った...
夏目漱石 「明暗」
...逆にずっと古い時代に溯れば...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...――独り自分が川を溯つて行く後ろ姿――そんなものまでを頼んで...
牧野信一 「山を越えて」
...一度眼がルネサンス以前に溯(さかのぼ)る時...
柳宗悦 「工藝の道」
...さらに今一段と古い時代に溯(さかのぼ)ると...
柳田国男 「海上の道」
...利根川を溯った、上州のずっと山奥にもあって、巨人伝説には必ず流れがつき物になっている...
柳田国男 「故郷七十年」
...歴史に溯ってみると...
柳田国男 「雪国の春」
...大三角を廻り東の川口から川を溯(さかのぼ)って帰った...
山本周五郎 「青べか日記」
...舳艫(じくろ)をつらねて溯江(そこう)して来た...
吉川英治 「三国志」
...溯巻(さかま)く黄河(こうが)一槍の先に...
吉川英治 「三国志」
...武蔵の頃に溯(さかのぼ)って行くような気持になる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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