...話は少し以前に溯るが小波先生が獨身時代...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...それ以前の日記にまで溯(さかのぼ)る要はないように思う...
谷崎潤一郎 「鍵」
...悠久の過去に徐むろに溯源する姿を思えば...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...この文献学主義に対する反対態度は、すでにF・ベーコンの「劇場の偶像」の打倒のモットーとしても現われているし、更に溯れば、ルネサンスにおける「書かれた知恵」に対する「自然の知恵」の高唱としても現われている...
戸坂潤 「デカルトと引用精神」
...この幻想的な時間溯航による間接の因果関係づけの代りに...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...溯って男を非難しがちである...
豊島与志雄 「理想の女」
...そして私の考えは過去にまで溯って...
豊島与志雄 「理想の女」
...筑摩川(ちくまがわ)の沿岸を溯(さかのぼ)って...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸川(えどがは)の水(みづ)を溯(さかのぼ)る高瀬船(たかせぶね)の白帆(しらほ)も暖(あたたか)く見(み)えて...
長塚節 「土」
...さらに溯(さかのぼ)っては天動説が打ち壊されて...
夏目漱石 「思い出す事など」
...しかし、更に溯ると、アクロポリスには神殿の建てられる前に王城が築かれてあった...
野上豊一郎 「パルテノン」
...逆に溯りて其関係を繹(たづ)ね系統を調べて...
平出修 「逆徒」
...成程既往に溯つて見ると...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...私の郷里の方でもひき舟で市川を溯り...
柳田国男 「故郷七十年」
...溯(さかのぼ)って行かれるものであるかも知れぬ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...孫策は、火の如き眸に答えながら、「渡らん、渡らん、大江の水、溯(のぼ)らん、溯らん、千里の江水(こうすい)...
吉川英治 「三国志」
...溯(のぼ)り舟は...
吉川英治 「私本太平記」
...それに沿って溯(のぼ)っても溯っても水源らしくならなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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