...其後(そのご)山津浪(やまつなみ)が殘(のこ)した土砂(どしや)が溪流(けいりゆう)のために次第(しだい)に浚(さら)はれて...
今村明恒 「地震の話」
...本牧の三溪園にも梅林あり...
大町桂月 「久地の梅林」
...長谷川天溪も同行する筈なりしが...
大町桂月 「十和田湖」
...溪流に沿ひ、石徑をよづること、七八町にして、日本寺の廢宇を得たり...
大町桂月 「房州紀行」
...人家或は溪(けい)に臨み...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...更に有名なる一大奇溪を現出し來る...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...そのわたりの溪山の眺めは私をして容易く立去りかねしめるであらう...
近松秋江 「伊賀、伊勢路」
...溪流中に身をひたし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...月が照っており溪流の音が響いてるばかりだった...
豊島与志雄 「道連」
...驟雨が來ると溪間々々の水は一所に集つて...
長塚節 「痍のあと」
...溪流が曲りくねつてゐたり...
野上豐一郎 「桂離宮」
...あまりおかしいから溪石(けいせき)にしろと言ったというふうな人柄だった...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...九月二十三日〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆 島崎鶏二筆「牧草」(一)と野間仁根筆「越後毛渡沢溪流」(二)の絵はがき)〕(一)二十三日この絵をみると悪く親父の今日の気取り方に似た息子という歯がゆい気が致しますね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼らの繁殖力はその屈辱の忘却力に従つて溪谷を下り...
横光利一 「静かなる羅列」
...溪流のざわ/\いふのが次第に高くなるやうで...
吉江喬松 「山岳美觀」
...二つの溪が落合つて本流のもとをなすのである...
若山牧水 「樹木とその葉」
...小さいなりにいかにも清らかなすが/\しい溪である...
若山牧水 「樹木とその葉」
...今日はこれからK――君も一緒にこの溪奧に在る由案内記に書いてある湯谷温泉へ行きませう...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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