...源次郎さまを廃して...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...不実者の源次郎、浜田屋一家、よもそのままに置くべきか...
正岡容 「寄席」
...姦夫源次郎の姿に身をやつして...
正岡容 「我が圓朝研究」
...人違いして飯島を突いたと聞いて「なぜ源次郎と声を掛けて突かないのだ」というところは岡本綺堂先生の『寄席と芝居と』に拠ると「息もつけぬ程に面白い」よしである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...もちろん、そんなひ弱い男でも萩原とおみねと人二人殺してずんと本度胸が坐ったといえばそれ迄であるが、いくら剣術の空っ下手な(情人たるお国が首(はじ)めのほうでしきりにそう慨(なげ)いている!)源次郎でもともかくも相手は二本差、あくまでここは少うしおっかなびっくりになりながら相手の旧悪を暴くので、源次郎、旧悪の前に一言もなく涙金で引き下がる、そのあとでにわかに元気付いて志丈にいまの「二三の水出し」云々を並べ立てる喧嘩過ぎての棒ちぎりのほうが、ずうーっと伴蔵らしくはないだろうか...
正岡容 「我が圓朝研究」
...二人は士――水戸浪士加多源次郎と長州藩士兵藤治之...
三好十郎 「斬られの仙太」
...仙太 源次郎に、桑の合いすきは明日俺達総がかりでやっからと言うときな...
三好十郎 「斬られの仙太」
...かじや あゝん?さぶ 源次郎さんとこのよ...
三好十郎 「鈴が通る」
...お前にも、源次郎にも、みなさまにも、迷惑かけて――もうもう行かねえから、こらえてくんな...
三好十郎 「鈴が通る」
...源次郎とのゆくたてを語り続けていた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...――そういうことだったでしょ」源次郎はじっとおしのをみつめた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...それはいけない」と源次郎はしゃがれた声で呼びかけた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...実松(さねまつ)源次郎という男で...
夢野久作 「復讐」
...しかし一方に源次郎氏はいつでも雪さえ見れば山に出かける習慣があったので...
夢野久作 「復讐」
...実松源次郎氏を殺さずとも...
夢野久作 「復讐」
...「源次郎」「上様(うえさま)……」目と目にうなずき合って...
吉川英治 「江戸三国志」
...源次郎をワラ人形(にんぎょう)のように突(つ)きたおす...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――あの下り松を出会いの場所とする」「一乗寺村の下り松とな、よろしい、わかった」「吉岡方、名目人は、清十郎、伝七郎の二人の叔父にあたる壬生(みぶ)源左衛門の一子、源次郎を立てる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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