...源吾が「四十四、四十五、四十六っ」と、いって、その最後の一つも自分の右に置いた...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...……大石良造、堀部安太郎、小山田庄三郎、大原源吾、谷口林助(りんすけ)、森新之助、玉井金五郎、……女では、丹羽フミエ、石川タツ、谷口マン、井上トモ子、……」指名が終ると、一座は、ひとしきり、ざわついた...
火野葦平 「花と龍」
...大高源吾が吉良(きら)邸の門を破ったり...
南方熊楠 「十二支考」
...大高源吾などの鎮撫(ちんぶ)の使者に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...内蔵助からも、一二度足を運んでおる』『小野寺、中村、潮田などの連中は、玄渓の家で密会しているのじゃないか』『それもあろうが、近頃は、洛北の瑞光院(ずいこういん)の境内にある拾翠庵(しゅうすいあん)を借りうけて、歌俳諧(うたはいかい)の集まりのように見せかけ、時折、そこで評議をしているらしい』『拾翠庵――あの浅野稲荷(いなり)の隣地だな』『そうだ、浅野家の祖先が、稲荷を祠(まつ)り、寺領も寄附しておるので、浅野稲荷とよんでおる、あのすぐ側だから、会合のある折は、稲荷詣りを装ってゆけば近づけよう』『近いうちに、集まりのある様子はないか』『先月中旬、大高源吾と、原惣右衛門の二人が、江戸表を立って、途中、伊勢の大廟に参詣し、原は大阪に、大高は京都に、各家を借りて住んでおる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...大高源吾だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『源吾は、なかなか帰らんの』『あれも、近頃は、だいぶ浮大尽のおつきあいをしているらしいで、少々、骨が柔かになったかも知れぬ』『退屈だ』安兵衛は、横になって、『ここ一月、旅にばかり、せかせかと送っていたので、稀(たま)に、凝(じっ)としておるのは辛い気がする...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...それが源吾の意見であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...拙者が一人で返して来る』源吾は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...源吾は、つかれていたので、明日(あす)を約して別れた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...(まず――)と、大高源吾は、ほっと胸を一撫(ひとな)でした心地だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...生家は兄の源吾(げんご)がつぎ...
吉川英治 「日本名婦伝」
...大高源吾の句が読みあげられると...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...差廻(さしまわ)されることになった』『何の御勘気もなく』源吾は...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...今日は忙(せわ)しゅうござれば』老人も源吾の言葉の裏を読んで...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...殿のおことばであるぞ――と何日(いつ)もの源吾とはまるで違った人のように峻厳(しゅんげん)に云い渡しがあった...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...源吾は、彼のすがたの無事を見ると、ほっとしたように、すぐ上意を伝えた...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...源吾盛安から髪を惜しみ給えといわれれば...
吉川英治 「源頼朝」
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