...この考えはこの問題の答解として最良で最も満足なものと考えられてきたが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...吾輩は石川君の歌に不満足な感が多いのである...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...満足な解釈の得らるべき性質のものではない...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...満足な人体が残っていないのはどういうわけですかな」そういっているうちに...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...とうてい満足な説明を得られぬことは明らかである...
丘浅次郎 「人道の正体」
...今までどうも作句の上に不満足な点があった...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...わしはそれで満足なのだ...
太宰治 「新ハムレット」
...それはそれはご満足なご様子で...
辻村もと子 「早春箋」
...「あなたの講演は解らなかったそうです」と云われた時よりも遥(はるか)に満足なのである...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...こう云ったらあなたはそれを満足な報道として受け取られるでしょうか...
夏目漱石 「行人」
...皿も茶碗も満足なのはない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...どれもこれも満足な顔を持っていない...
久生十蘭 「だいこん」
...どうせ満足な竜の起原論は成るまいが...
南方熊楠 「十二支考」
...源氏は不満足な顔をしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...不満足な気がするために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...杢助には満足な生活が続いた...
山本周五郎 「似而非物語」
...とうてい満足な生活はさせてやれない...
山本周五郎 「花も刀も」
...御老中にも満足なさることでござろう」とは言ったが...
吉川英治 「剣難女難」
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