...人生上ある程度以上に満足している人には...
伊藤左千夫 「去年」
...「うそを書いて満足している小説家とは吾々は小説家が違います!」「ふ...
岩野泡鳴 「猫八」
...それで挨拶の意味を伝え得たというだけで満足している者が生ずるようになった...
高浜虚子 「俳句への道」
...お好み焼屋のおやじで満足しているわけじゃないし……」朝野は分厚いコップを口に当てた...
高見順 「如何なる星の下に」
...男らしい「正義」かと思って自己満足しているものが大半である...
太宰治 「如是我聞」
...それであなたは満足しているじゃありませんか」―――私は彼女の前へ出ると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その後彼は満足している...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これが一つのアッコンプリッシュメントであることだけで十分満足している...
中谷宇吉郎 「雑記」
...叔父はこの新しい近づきに大いに満足しているように見えるものの...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...自分の断食に完全に満足している見物人であることができるのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...だが驚いているものの、満足している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...満足している風だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...『彼らはほとんど皆一人の妻で満足している...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それに献身しているとわかって満足している愛の形体は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...果してそれは眼を見開いて抜身を待つことができるか、命が口から出てゆこうと咽喉(のど)から出てゆこうと意に介しないか、果してそれは落ちついているか、顔色を変えないか、満足しているか、これこそ我々が見なければならないことである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...読もうと思えばいつでも読めるんだと思って満足している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だいたいはそれで満足している...
矢部貞治 「政治学入門」
...死を満足しているように――...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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