...この満を持している間に...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...小出しに満を持しては...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...いわゆる満を持して機を計るの自重をかたく持っておりまする...
吉川英治 「上杉謙信」
...敗将諸葛瑾は、ついに残る兵力を口(べんこう)まで退いて、味方の後軍に救援を求め、魏軍は、「幸先(さいさき)よし」と、勇躍して、さらに次の作戦に向って、満を持していた...
吉川英治 「三国志」
...たえず飽浦方面に満を持して...
吉川英治 「私本太平記」
...また、前々から、散陣的に、淀川の対岸から山崎方面へ出しておいた幾つかの部隊にも伝令をとばして、「勝龍寺へ籠(こも)って、防塁をかため、満を持して、敵を待て」と伝えさせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...両勢とも満を持して...
吉川英治 「新書太閤記」
...家康はすでにそこに臨んで満を持しているのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...それまでは、満を持して、白い穂先をつらねていた宝蔵院の槍仕(やりし)たちが、どっと、一斉にうごいたのは、それからであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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