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石川啄木 「一握の砂」
...貔貅(ひきゅう)野(の)に満つるも...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...きりぎりすの声左右に満つ...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...夜に入つて尺に満つ...
太宰治 「右大臣実朝」
...庭は金糸の光に満つる...
寺田寅彦 「やもり物語」
...この夜寒月氷の如く霜気天に満つ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...海頭(かいとう)に満つ海樹蕭索(せうさく)...
中里介山 「大菩薩峠」
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中里介山 「大菩薩峠」
...『影は二つ満つ汐の夜の...
野口米次郎 「能楽論」
...不断首を截(き)られるとまた首が生え須臾の間に頸が大海に満つその苦しみ言うべからず...
南方熊楠 「十二支考」
...鼠家に満つるも殺し尽す事猫どころでないという(『増補万宝全書』巻六十)...
南方熊楠 「十二支考」
...招待展評に曰く「文展の瘤展」「愚作堂に満つ」云々...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...欝勃として神州に満つ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...満つれば欠けるということもある...
山本周五郎 「追いついた夢」
...満つれば欠くる世の習いとか...
夢野久作 「名娼満月」
...天下不良に満つである...
吉川英治 「大岡越前」
...野に満つる敵の中へ馳駆して行った...
吉川英治 「三国志」
...満座ことごとく剣に満つるかと思われた...
吉川英治 「三国志」
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