...この港は湾入が浅く、大型船は入れません...
...伊勢湾入り口には灯台があります...
...歌舞伎の「三社祭り」では、湾入に舞台が浮かび上がる演出があります...
...風向きが変わり、湾入口には大量の漂流物が流れ着いた...
...かつてこの地は海賊のアジトとして知られ、湾入口に簡易的な要塞が築かれていた...
...追波川(おっぱがわ)が湾入して...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは、古城址としての、この臨湖の一廓に、昔の廓壕(くるわぼり)の名残(なご)りでもあるが、水の湾入して、蘆葦(ろい)の生いかぶさって、その間に、面白い形をした松が所々にうねっている、その間を、蘆分小舟(あしわけおぶね)の画面になって、米友が漕いで行くのは、おのずから一定の針路があるに相違ありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...この堀の湾入の行きどまるところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは東湾入ともいうべき形勢であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから湾入の海岸線には特に心をとめて望見したけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分たちのついた湾入か...
中里介山 「大菩薩峠」
...その湾入の海岸へと下って行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ミス・ダンドレーの共謀者は、江ノ島の江ノ島楼(ろう)の二階から、ローリーさんが規定の一点を過ぎる時の浮揚度、潮流の抵抗、湾入の方向、毎日の潮流の速度の変化などを、速度計や、ストップウオッチや、磁石式羅針儀を使って綿密な研究をしていたのだそうだった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...北と南に浮氷にとじられた湾入がある...
久生十蘭 「南極記」
...濶(ひろ)く湾入したイシカリの海を...
本庄陸男 「石狩川」
...殊に湾入せるところの四五尋の深所に多い...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...河水が絶壁の下まで湾入していること...
柳田國男 「地名の研究」
...その三浦半島の岬端から三四里手前に湾入した海浜に私はいま移り住んでゐるのである...
若山牧水 「岬の端」
...岸にはあまり湾入がなく...
和辻哲郎 「鎖国」
...岸に湾入が多くなる...
和辻哲郎 「鎖国」
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