...刀自は護謨(ごむ)製の懐中湯たんぽを背中に入れて...
薄田泣菫 「茶話」
...その途端に背(せな)の湯たんぽの口が弾(はじ)けて飛んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...湯たんぽを買おうかしらと言うんで……」「湯たんぽ?」取りすました女優さんと湯たんぽ...
高見順 「如何なる星の下に」
...卵形の湯たんぽが...
高見順 「如何なる星の下に」
...湯たんぽを買う気をおこすだろうか...
高見順 「如何なる星の下に」
...薄汚いボロで包んだ湯たんぽ...
高見順 「如何なる星の下に」
...湯たんぽの湯でお茶を出すと...
高見順 「如何なる星の下に」
...湯たんぽで温めたのが悪かった...
太宰治 「東京八景」
...おなかに湯たんぽを載せながら...
太宰治 「人間失格」
...むかしから癖(くせ)がついているせいか炬燵(こたつ)や湯たんぽばかりではたよりないといいますとそんなえんりょをしてくれないでもようござります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...今夜あたりは湯たんぽなしでは寝られないであろうのに...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...夫と喧嘩しながらも湯たんぽを入れて寝たのであつたが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...湯たんぽを使ひ始めたのであつたが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...だから、家庭の中にあっては単なる長火鉢で結構、家庭の外にあっては単なる湯たんぽで結構……だが、長火鉢にせよ、湯たんぽにせよ、終始わたしの身辺について廻らないで、在るべき場所をはっきりきめておいて貰いたいものですよ...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...「あのひとは、長火鉢にも、湯たんぽにも、なれませんよ...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...湯たんぽの湯を沸(わか)さした...
豊島与志雄 「二つの途」
...湯たんぽをかゝへて歩いてゐた...
林芙美子 「秋果」
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