例文・使い方一覧でみる「湧き」の意味
スポンサーリンク...シャンパンの杯に湧き立つ泡のやうな感じがして... 
海野十三（佐野昌一） 「南太平洋科學風土記」
...何処から湧き出づるのか夥しい濁水が...
大阪圭吉 「坑鬼」
...滾々（こん／＼）として岩間より湧き出づ...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...呪わしい憤りが湧き上ってきた...
豊島与志雄 「反抗」
...折れた針の創（きず）から滾々（こんこん）と湧き出す血汐を面白そうにながめています...
中里介山 「大菩薩峠」
...例によって限りなき旅心を湧きたたせたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...さういひ乍らも湧き上がつて來る滿悦（まんえつ）を噛み殺すやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...市井（しせゐ）に湧き起る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一時ワアツと笑ひ声が湧きあがつたが...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...俺の心の中の血が湧きかえるのだ...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...それが何だか妙に愉快なやうな滑稽なやうなすがすがしさに似た心が湧きあがつてきて...
牧野信一 「公園へ行く道」
...中部地方の人気を弥が上にも湧き立てたといふはなしは...
牧野信一 「サクラの花びら」
...この七ツ釜は上諏訪寄りの北部の岸から三十間程はなれた湖中に湧き出して居る温泉で...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...噴き出す泉のやうに私の胸に湧き起つて来る...
水野仙子 「脱殼」
...明日霊銑邨（むら）の少年と湖辺に鼓噪（こそう）すると須臾（しばらく）して波湧き激声雷のごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...」地震の前に湖底又は海底から地下水が、また特殊の場合には石油が、湧き出すことも、もちろんあり得ることである...
武者金吉 「地震なまず」
...それはほとんど見わけ難い小さな湧き水にすぎない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...胸の底から湧き出た声と一緒に...
吉川英治 「親鸞」
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