...菽麥を辨ぜざるものゝ――所謂「渾一觀」を信ずることが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
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関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...自己純化――執着――些末に対する――放下なりきる生命律――自然律――自由律 ┌自然のながれ│ リズム自他融合――主客渾一 身心一如 └生命のゆらぎ全と個(私の一考察)あらはれ個を通しての全の表現...
種田山頭火 「一草庵日記」
...文化の渾一や統一がないということは事実だ...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...初めも終わりもない無際限な生の渾一(こんいつ)を話してきかした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...全体が渾一した球形の仙人掌とは比較にならない...
豊島与志雄 「二つの途」
...あらゆるものの本体を見得る叡智と渾一に成った愛こそ願わしいものです...
宮本百合子 「偶感一語」
...妙な共通の感覚的渾一においてされていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼等の「客観」を芸術としての渾一にまでキタエあげているものは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...山と人との渾一合體したる...
吉江喬松 「山岳美觀」
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