例文・使い方一覧でみる「渾」の意味


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...平中(へいちゆう)と名(あだな)を呼ばれたと云ふ...   平中と渾名を呼ばれたと云ふの読み方
芥川龍之介 「好色」

...余りにも然たるが故に古典的時代錯誤であり...   余りにも渾然たるが故に古典的時代錯誤でありの読み方
生田長江 「我が一九二二年」

...人の活血(いきち)を火吸器(すいふくべ)と名(あだな)のある男なり...   人の活血を火吸器と渾名のある男なりの読み方
泉鏡花 「活人形」

...名(あだな)に呼ばれた海雀(うみすずめ)よ...   渾名に呼ばれた海雀よの読み方
泉鏡花 「海異記」

...メダルの模様から思いついた『ヴィーナス』という名(あだな)を使っていた程ではないか...   メダルの模様から思いついた『ヴィーナス』という渾名を使っていた程ではないかの読み方
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」

......   の読み方
高村光太郎 「智恵子抄」

...餅と米と大根とが然としてうまさそのものとなる...   餅と米と大根とが渾然としてうまさそのものとなるの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...いたずら好きの学生達は彼に「杏仁水」という名(あだな)を奉っていた...   いたずら好きの学生達は彼に「杏仁水」という渾名を奉っていたの読み方
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」

...――」「併呑」政府とは英國の名である...   ――」「併呑」政府とは英國の渾名であるの読み方
徳永直 「光をかかぐる人々」

...その特徴を然(こんぜん)と発揮した場合だけ勝利が可能だったことなど……...   その特徴を渾然と発揮した場合だけ勝利が可能だったことなど……の読み方
徳永直 「冬枯れ」

...名は「たゆ」又は「安福」と言ふ...   渾名は「たゆ」又は「安福」と言ふの読み方
外村繁 「打出の小槌」

...自然と人間の大沌のまんなかから...   自然と人間の大渾沌のまんなかからの読み方
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」

...大夫に昇つた良夫とだけが...   大夫に昇つた渾良夫とだけがの読み方
中島敦 「盈虚」

...マドンナと云うのは何でも赤シャツの馴染(なじみ)の芸者の名(あだな)か何かに違いないと思った...   マドンナと云うのは何でも赤シャツの馴染の芸者の渾名か何かに違いないと思ったの読み方
夏目漱石 「坊っちゃん」

...三太郎が燃焼して苗子が発するのです...   三太郎が燃焼して苗子が渾発するのですの読み方
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」

...如何にも小露西亜人らしい滑稽きはまる名であるが...   如何にも小露西亜人らしい滑稽きはまる渾名であるがの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」

...その沌性について...   その渾沌性についての読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...ただどろどろした沌(こんとん)たる豆汁(まめじる)です...   ただどろどろした渾沌たる豆汁ですの読み方
山本周五郎 「日本婦道記」

「渾」の読みかた

「渾」の書き方・書き順

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「渾」の英語の意味

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