...『地球のまはりを測る事は容易な事ではない...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...これを以て他の方面の徳義を測るの標準とすることは出来ぬ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...「だが、今承はつて初めて気づいたのは、吾々の生れた北威爾斯と此方(こちら)とでは、人間を測るのに、標準(めやす)が異(ちが)つてゐるといふ事で、南威爾斯では、人間を頤(おとがひ)から下の大きさで測るらしいが、私共の北威爾斯では反対(あべこべ)に頤から上の大きさで大小を定(き)める事になつてゐるのです...
薄田泣菫 「茶話」
...前途を測るに当って...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...支那智識の全體から見れば「貝殼で大海を測る」程度の效果を擧げたに過ぎぬが...
橘樸 「支那を識るの途」
...例えばタレースは始めて金字塔の高さを測るために...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...熱を測ると彼は喫驚した...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...王国民は測ることができない...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを実際に測ることは厄介である...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...重力をこの程度に精密に測ると...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...その面積を毎日プラニメーターで測るのである...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...測るべからざる明日(あす)の世界を擁して新橋の停車場(ステーション)に着く...
夏目漱石 「虞美人草」
...彼はそれを測るために検温器を取ろうとした...
堀辰雄 「恢復期」
...蕉門も檀林も其嵐派(きらんは)も支麦派も用いるに難(かた)んじたる極端の俗語を取って平気に俳句中に入したる蕪村の技倆(ぎりょう)は実に測るべからざるものあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...どこから測るか知らないが五里はあるのだろう...
松濤明 「春の遠山入り」
...之で人は文明の度を測る...
柳宗悦 「和紙の美」
...推し測る材料がなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかるにこれらの物と交換される労働の分量によって測るならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索