...彼女はいつも温顔で接してくれる...
...ビジネスの場でも、温顔で接することが大切だ...
...彼は温顔で相手を立てるのがうまい...
...温顔で笑っていると、周りもほっこりする...
...温顔で言葉をかけるだけで、人を元気づけることができる...
...亦(また)常に温顔を以(もっ)て之(これ)を迎え...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...院主(出資者)の訓辞、かの説教強盗のそれより、少し声やさしく、温顔なるのみ...
太宰治 「HUMAN LOST」
...会長のK博士が温顔をきびしく結ばれて...
田中英光 「オリンポスの果実」
...いつもかはらぬ温顔温情ありがたし...
種田山頭火 「行乞記」
...温顔を崩さなかった...
豊島与志雄 「庶民生活」
...超絶的の温顔を見せている――お松と...
中里介山 「大菩薩峠」
...抜いて見せてくれないか」「見せ物にするために差した刀ではござらぬ」「とにかく抜いて見せ給え」「見せるために抜くべきものではござらぬ」「それを見たいのだ」今まではかなり温顔にあしらっていた役人が...
中里介山 「大菩薩峠」
...圜冠句履(えんかんこうり)緩(ゆる)く(けつ)を帯びて几(き)に凭(よ)った温顔の孔子との間に...
中島敦 「弟子」
...温顔に恐面(こわおもて)に...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...またいつもの温顔に返った...
平林初之輔 「人造人間」
...礼儀を乱さず温顔以て之に接して侮(あなど)ることなきと同時に...
福沢諭吉 「新女大学」
...警部の温顔(おんがん)俄(にわか)に厳(いか)めしうなりて...
福田英子 「妾の半生涯」
...では元々さういふ温顔なのかと想ふと大違ひで...
牧野信一 「鬼涙村」
...程の好い温顔に立ち反つて...
牧野信一 「貧しき日録」
...私にとって一つの宗教である」とまでいわれたあの牧野先生の温顔は...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...いくら好きな美人であろうとそれがしの意(こころ)をとらえるには足りません」温顔に笑みを含んで聞いていた玄徳は...
吉川英治 「三国志」
...あのあいまいな温顔に似た顔を作って...
吉川英治 「私本太平記」
...落ち目となると、てもなく弱い本質を出して、貧(ひん)すれば鈍(どん)するという諺(ことわざ)どおりに成り落ちる人間もあるし、また反対に、逆境に立つや、なお持ち前の生命力の充溢(じゅういつ)を示して、逆境いよいよその人の深い所の素質をゆかしく湛(たた)えて見せ、この人や逆境にいて逆境を知らず、逆境を愛してすらいるのではないかと、疑われるほど、常に、温顔ゆたかに、微笑をわすれぬ人間もある...
吉川英治 「新書太閤記」
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