...物を温めるやうな朝日影が斜めに流れ渡つてゐた...
石川啄木 「道」
...また室内を温めることも...
海野十三 「宇宙戦隊」
...ソヴェートのように冷害のときに電気で稲を温めるのではない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...内部から温めるに限る...
豊島与志雄 「反抗」
...兵馬は粥を温めるの手数よりも...
中里介山 「大菩薩峠」
...水を温めることももちろん大切であるが...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...多くの物質は温める...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...強い作用のあるすべての温める物質または冷やす物質は男性の原始原理“陽”の特性を持ち...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...足の踵を温めるために足を摩擦する...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...夏でも時々は股火鉢で温める...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肌身につけて温めるに違ひないと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...塩虫は岩壁の襞(ひだ)で背中を温める...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...何だつてあなたはこんなに冷たいのです? あたしの熱い涙もあなたを温めることが出来ないのでせうか? どんなに大声でお呼びしても...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...電気で二十分間温める...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...誇りの輝きがそれを温める...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...凍りついた体と魂を温めるものなら何でもという感じだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...痛風には患部を温めるのもいいが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...彼等の最後の日光に身を温めるためであつた‥‥とき/″\祖母イヴォンヌは彼等を見るために戸口から頭を出した...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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