...また渥丹(あくたん)色に熟み爛れ...
薄田泣菫 「独楽園」
...渥美重雄といつて背の低い...
高濱虚子 「俳諧師」
...見ると丁寧な草書で『渥美つる子さま御許 篠田正一』と書いてある...
高濱虚子 「俳諧師」
...其足で渥美へ行つて見ると...
高濱虚子 「俳諧師」
...渥美一家の方でも何處となく籬を造るやうに見えて...
高濱虚子 「俳諧師」
...四十五渥美から葉書が來て...
高濱虚子 「俳諧師」
...さうして京都の方を振返ると高等中學も其生徒も渥美の主人公も鶴子さんも小さい/\豆人形のやうなものになつた如く覺える...
高濱虚子 「俳諧師」
...或日渥美の主人から三藏の許に手紙が來た...
高濱虚子 「俳諧師」
...それでこの高大な優渥(ゆうあく)な思し召しに対しては充分に技芸員たるものは気を附けねばならぬことと思う...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...三河国渥美郡(みかわのくにあつみぐん)福江村加藤平作……と読む声が続いて聞こえた...
田山花袋 「一兵卒」
...先生はよくこれを聴かれ渥(あつ)き同情の心を寄せられ...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...その七十七「君恩優渥満家財...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...常慚難報君恩渥...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...尽在君恩優渥中...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...帝の優渥(ゆうあく)なる恩命を伝え...
吉川英治 「三国志」
...帝劉禅(りゅうぜん)のおどろきと優渥(ゆうあく)な勅を帯して夜を日に継いで急いでいるとは聞えていたが...
吉川英治 「三国志」
...――正成もこの優渥(ゆうあく)なご態度には...
吉川英治 「私本太平記」
...渥美(あつみ)八千石の百姓を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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