...大事成御身渡海被成候儀...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...君のお供をいたしまして朝鮮国へ渡海(とかい)いたし...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...女王國東渡海千餘里...
陳壽 「魏志倭人傳」
...熊野の那智浦に居た智定房と云う者が補陀洛渡海をした...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...こうした流行が補陀洛渡海をさかんならしめたことは言うまでもあるまい...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...馬関の渡海小倉(こくら)から下ノ関に船で来る時は怖い事がありました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...依てここに入るなり」)翌酉(元祿六年)の年渡海するに...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...時に日本人は朝鮮人との渡海は時候を異にせるにはあらずやと尋ねられしかば...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...此筆記とするもの享保年間屡渡海する一老漁叟に聞しなるもののよしなり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...二度佐渡より越後へ鹿が渡海するに先游ぐもの頸(くび)と脊のみ見え...
南方熊楠 「十二支考」
...その時長者の手代渡海して珍宝を失い...
南方熊楠 「十二支考」
...諸藩出張之兵大半青森より乗船渡海之事...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...江木軽部等近日渡海之事...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今夜四時御旗向地へ御渡海之事...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それが或いは補陀落渡海(ふだらくとかい)の新たなる仏法信仰の...
柳田国男 「海上の道」
...もし順風なくば一期(いちご)の御浮沈たるべきにひとへに神仏の御加護也(なり)とて下御所(しもごしよ)(直義(ただよし))には渡海のあひだに舎利(しやり)ノ御剣(ぎよけん)を龍神へ向て海底に沈(しづめ)らると書いている...
吉川英治 「私本太平記」
...渡海場に立って吹き曝(さら)されていた顔が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...渡海場から小猿を携(たずさ)えて市中へ入ったれいの美少年の後を捜し廻っている吉岡門下の者たちだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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