...鶏6・2東京日日(夕)渡り鳥は...
薄田泣菫 「茶話」
...大空に又(また)わき出(い)でし小鳥かな木曾川の今こそ光れ渡り鳥大正五年十一月六日恵那(えな)中津川に小鳥狩を見る...
高浜虚子 「五百句」
...「渡り鳥」と見て...
高見順 「いやな感じ」
...渡り鳥の場合にでも解釈のつきにくいこれらの問題はこのいっそう智能の低い昆虫の場合にはいっそうわかりにくそうである...
寺田寅彦 「柿の種」
...日本はその地理的の位置から自然にいろいろな渡り鳥の通路になっているので...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...渡り鳥のように四国の脊梁山脈(せきりょうさんみゃく)を越えて南海の町々村々をおとずれて来る一隊の青年行商人は...
寺田寅彦 「物売りの声」
...裏の山の実を啄(つ)いばむ渡り鳥が群れ啼いて空を渡り...
富田常雄 「面」
...賢い渡り鳥共は彼の家の上空を通らなくなつた...
中島敦 「名人傳」
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野口雨情 「未刊童謡」
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前田普羅 「普羅句集」
...今年の渡り鳥の景氣は...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...渡り鳥の様に旅をしてみたい時がある雲の様に旅をしてみたい時がある風のままに漂々と旅をした俳人芭蕉を憶ふ病の床にあれば一人旅を欲する――束縛された人生を思ふからである葬り去られた夢を思ひ出すに耐へられないからであるそして吾今いたつきに泣く明日のない人間だからである――旅を想ふ渡り鳥を思ふ雲を芭蕉を……...
森川義信 「旅」
...弱りはてた渡り鳥たちの...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...しからばここで休もうと多くの渡り鳥が...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...“渡り鳥”の最後へ「――なんにもないんだ――」とかいう意味の青葉を...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...渡り鳥が、大陸をゆく...
吉川英治 「三国志」
...玄徳を先頭にしたこの渡り鳥にも似た一軍は...
吉川英治 「三国志」
...二渡り鳥が、夜ごとに空をよぎって行く...
吉川英治 「無宿人国記」
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