...渡りに船で帰ろうと思ったのに、友達が車で迎えに来てくれたんだ...
...受験生には渡りに船のような運が必要だ...
...就職活動中は、渡りに船ではなく地道な努力が必要だ...
...彼の人生は渡りに船ではなく、自分で決めた道を着実に進んでいる...
...先輩からアドバイスをもらって、渡りに船に頼らずに自分の力で問題を解決することが大切だと学んだ...
...渡りに船の譬喩(たとえ)も恥かしい...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...幸子には渡りに船であった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...渡りに船で泊めて貰う...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...新聞で見た新劇團の女優募集の記事はこの塲合のみのるには渡りに船であつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...板垣伯に取つても渡りに船で(伯はさう思つて居らぬかも知れぬが)若し此の過渡の一時期がなかつたならば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...板垣伯に取つても渡りに船で(伯はさう思つて居らぬかも知れぬが)若し此の過渡の一時期がなかつたならば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この場合お松にとっては渡りに船です...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは今度の初航海に充分に証明されたところであり、本人が、こっちにとってそれほど貴重な経験を、マドロスとしてあたりまえの働きとして、鼻にかけるところまでは行ってなかったらしいが、駒井にとって、天の助けとも、渡りに船とも、なんとも有難い唯一無二の羅針となったものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...渡りに船の「え?」は心安く咽喉(のど)を滑(すべ)り出たのである...
夏目漱石 「虞美人草」
...渡りに船の心持で乘り出してしまつたのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...渡りに船の心持で乗り出してしまったのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三千両の結納金を出そうと言うのを渡りに船と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三千兩の結納金(ゆひなふきん)を出さうと言ふのを渡りに船と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...渡りに船の相談なので...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...よそ者にはとても疑い深いのです」渡りに船だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...元より渡りに船――一度は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...このような渡りに船のことを...
横光利一 「夜の靴」
...こっちは船手不足のところ、渡りに船だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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