...それに渠を合せて六人の家族は...
石川啄木 「足跡」
...渠は静かに扉(ドア)を閉めた...
石川啄木 「病院の窓」
...其頃の渠の顏は、今の樣に四六時中(しよつちう)痙攣(ひきつけ)を起してる事は稀であつた...
石川啄木 「病院の窓」
...渠は聞えぬ程に舌打をしたが...
石川啄木 「病院の窓」
...姿勢は渠と反對に道を前にして洋杖を膝に取つた...
泉鏡花 「遺稿」
...渠等とても、その前世では世の人々の爲めに絶叫し、柘榴の明いた口の如くその意見も吐露し、最も武勇な戰士の如くその議論も戰はしたのだが、相ひ手が物が分らないので根氣負けをして、喪服を着けたのだらう、と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠は力んで見ても...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」「‥‥」渠はふり向きもせず...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠は鋭い皮肉な短篇小説で名を出した人だが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...お鳥は渠を初めから嫌つてゐるのである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠はから紙を明けて茶の間へ行つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠には、それが却つて意外の疑念を挿(さしは)さむ餘地を與へたので、ひそかに女の方の容態を確かめる爲め、或日、身づから病院の婦人科へ出かけた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これは渠が時々――時によると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠は再び威だけ高になつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...この地歩は渠は何処から得たであらうか...
田山録弥 「西鶴小論」
...汚水溝渠(おすいこうきょ)のあらゆる毒ガスが市中の呼吸に交じっている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...渠(かれ)が文字を解するために違いないと...
中島敦 「悟浄出世」
...支那の名馬は、周穆王(ぼくおう)の八駿、その名は赤驥、盗驪、白義、踰輪、山子、渠黄、華※、緑耳で、漢文帝の九逸は、浮雲、赤電、絶群、逸驃、紫燕、緑、竜子、駒、絶塵だ、前者は毛色、後者は動作を主に名の因とした...
南方熊楠 「十二支考」
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