例文・使い方一覧でみる「減」の意味
スポンサーリンク...腹が減つた時便所（はゞかり）へ行くんですかつて... 
石川啄木 「漂泊」
...決して減じはしなかった...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...実際耳と神経と脳との刺戟せられて居ることは毫も減じない...
丘浅次郎 「人類の将来」
...七萬五千兩を以て排水器を買つたと云ふから現在人民に與へる金は減じて仕舞ふ...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...井谷が好い加減なところで話の撚（よ）りを戻すように努めて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...診察室で椅子をすり減らすことだけです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...いい加減見切りをつけて...
徳田秋声 「仮装人物」
...家禄が減ぜられる定りであった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...曇り加減になつた日がうらゝかにまたさしくるので松葉の濡れたのがほゞ乾いた...
長塚節 「我が庭」
...岡田は己（おの）れの呑気さ加減を自覚しない男のようにも思われた...
夏目漱石 「行人」
...背中と胸の厚さがしゅうと減って...
夏目漱石 「坑夫」
...述作に対すると思いついた事をいい加減に述べる...
夏目漱石 「作物の批評」
...適（てき）當に速さを加減しながら坂の下へおりていつた...
新美南吉 「坂道」
...胸倉まで掴んであつしを物蔭へ引張つて行つて自分の都合の宜いことばかり言ふんでせう」「宜い加減にしないかよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...厭な一昼夜を過ごしてようよう翌朝になったが矢張前日の煩悶は少しも減じないので...
正岡子規 「死後」
...肉はすっかり減って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...随って仕事もいい加減になり...
山本笑月 「明治世相百話」
...近ごろ夜食の酒量も減らし...
吉川英治 「新書太閤記」
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