...すべて形式に渉ることは省いて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...言葉が残酷に渉るか知れませんが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...時にじめ/\した湿地(ヤチ)を渉る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...吾別に思想界中心變動の説あり、言頗繁に渉る、故に今の所論に在らず...
内藤湖南 「學變臆説」
...極めて大綱に渉る判斷を下したのである...
内藤湖南 「北派の書論」
...觀察上にも渉る者から...
西周 「尚白箚記」
...馬車笛吹嶺を渉る...
正岡子規 「かけはしの記」
...飛(しひ)宝剣を得て江を渉る時二蛟その船を夾(はさ)み繞(めぐ)ったので...
南方熊楠 「十二支考」
...兄弟はぼちゃぼちゃ渉る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...流れを渉る度に路は屈曲している...
柳田国男 「雪国の春」
...エモルソンの言へる如く大著述家は短き伝記を有することを知らば(彼の世と渉るは書中に活きたる彼の精神に在り)...
山路愛山 「明治文学史」
...突然咯血して病床に横はつたまでの足掛け三ヶ年間に渉る自分のまづしい收穫で且つ蘇生した人間の靈魂のさけびである...
山村暮鳥 「風は草木にささやいた」
...渭水(いすい)を渉る頃から...
吉川英治 「三国志」
...緩徐で細かなアクションからある程度のタイムスパンに渉る素早く大雑把なアクションへ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「怪奇小説の執筆についての覚書」
...上空に荒ぶ裏切り者の強風との二度に渉る格闘...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...長大な地質学的年代に渉る世界環境の変遷を驚くほど生き生きと描いていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...それは迫りくる白霧の背後から突然鳴り出した音が伝えてきたもの――広い音調に渉る潜伏性の音楽的な笛音だ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...東経四三度から東経一七九度の範囲の約二千五百 km に渉る南極大陸の海岸線を調査しています...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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