...その知恵の泉を汲んで彼らの知識に対する渇きをいやそうとした...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...私は咽喉(のど)の渇きに苦しめられかけて来た...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...あゝ夕雲のかけりゆく空のあなたぞなつかしき心の渇きとゞむべきそこに生命(いのち)の川あらむ眞理のかどを開くべきそこに秘密(ひみつ)の鍵あらむ...
土井晩翠 「天地有情」
...しゃべっているうちに口が渇きまして...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...夏以来渇ききっている世帯のなかからさしあたり相当の支度もしなければならぬことが...
徳田秋声 「黴」
...餓えと渇きとの非常である際に...
中里介山 「大菩薩峠」
...咽喉の渇きを癒(いや)すことの代りに...
中里介山 「大菩薩峠」
...私と同じやうに、渇き切つて、疲れ切つて、呻きながら...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...龍之助はそれを聞くと、恐ろしい渇きに、喉が爛(ただ)れるようになって居ることに気づきました...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...あるいは彼の喉の渇きを癒すためにやってきた天使を愛したのと同じことだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...群衆の渇きはちっとも癒されなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...渇きを特別に満たす場所はないのか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...気が抜けて崩れる様に座についた二人はだまったまま酒をつぎ合って喉の渇きの癒えるまで呷りつづけた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...深い湧き出ずるものをもった文学をこの頃は渇き欲します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...アレクサンドロスやカエサルが心配や困難を求めた時ほどの飢え渇きをもって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...渇きを癒(いや)したり...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...喉の渇きが求めている水を――どこかに...
吉川英治 「平の将門」
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