...みのるは橋の角の交番で「清月」と云ふ貸席をたづねると...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...清月はその通りの右側にあつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...清月でみのるは酒井にも行田にも逢つた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...雨の降り込む清月の椽に立つて...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...朝早く清月に行つてみのるが一人で臺詞(せりふ)をやつてる時などに...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...二三日してからみのるは再び清月へ通ひ出した...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...つい先だって来た時にお宮と一処(いっしょ)に薬師の宮松亭(みやまつてい)に清月の婆さんをつれて女義太夫(おんなぎだゆう)を聴きにいって遅(おそ)く帰った時...
近松秋江 「うつり香」
...これから後々自分が忍んでゆくところにしようと思っている清月に柳沢と一緒にゆくのは厭であった...
近松秋江 「うつり香」
...清月にいって掛けるとお宮はすぐやって来た...
近松秋江 「うつり香」
...……じゃあなに一と足さきに清月にいっていらしって下さい...
近松秋江 「うつり香」
...私は一と足さきに清月にいった...
近松秋江 「うつり香」
...そして翌日(あくるひ)の大晦日(おおみそか)には日の暮れるのをまちかねてまた清月に出かけた...
近松秋江 「うつり香」
...いつか清月も柳沢に知れているから他にどこか好いところはないだろうかとお宮に相談したら...
近松秋江 「うつり香」
...例の清月とかなんとかへでも納まったのだろう――とりとめのない奴だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...清月で天ぷらを食ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今寄った清月からである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...清月へ天ぷら食ひに案内する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...田間の小路より上るときは大海千里如銀岡上の松間清月光を砕く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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