...無数の容貌の変化と無数の清新な嬌艶とを蔵してゐる――真に彼女は女のカメレオンである...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...そして過去の四十二年の生涯のこの時ほど自由な清新な空気を呼吸する...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...雲は山をめぐり、霧は谷をとざす、昼猶(なお)闇(くら)き杉の並木、羊腸の小径は苔滑(なめら)か、一夫関に当るや万夫も開くなし、天下に旅する剛毅の武夫(もののふ)、大刀腰に足駄がけ、八里の岩ね踏み鳴す、斯(か)くこそありしか往時の武夫」と言う長過ぎる歌で、文句はもう古臭い感じだが、この歌につき纒う一種、清新な感じは、この作曲が、鬼才滝廉太郎によって為されたからだろうと思う...
田中英光 「箱根の山」
...彼は清新な気分を味った...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...更に之れを清新なる晶形と爲すの陶鑄力(クリスタリゼーシヨン)あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...清新な見方で、すべてを自由に批判した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...清新な眼をそなえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この清新な門出の一歩に...
中里介山 「大菩薩峠」
...そもそもこの清新なる色彩の原料は何物であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...空気をも(その清新なるものを)呼吸し能わず...
西村陽吉 「遥かなる憧憬」
...清新な(とも云ふべき)不思議な白さが温泉のやうに五体に溢れて来るのを感じました...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...運動場の周囲の青葉には清新な香の満ちてゐる風薫る頃でした...
牧野信一 「初夏」
...もう青葉の影には清新な風が薫るやうになりました...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...彼の作家の頭上には不変一徹の清新な雲が虹をはらんで絶え間なく揺曳してゐるのだ...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...清新な藝術氣分が...
正宗白鳥 「語學修業」
...こんなに柔軟で清新な芸術の世界で...
宮本百合子 「あられ笹」
...そうして間もなく私の頭の上には朝の清新な太陽に濡れ輝いている夏の大空が...
夢野久作 「怪夢」
...清新な交代が行はれてゐる...
吉川英治 「折々の記」
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