例文・使い方一覧でみる「清冽な」の意味
スポンサーリンク...深く鑿つて清冽なる純水に達する時の心持は自分にはわからない... 
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...この上もなく清冽な山の清水の配給を受ける...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...太陽の照らさぬ氷河から吹く夜風が舌に与える清冽な「石に似た」味に...
石川欣一 「山を思う」
...第一に清冽な湖水の水を邸内深く引き込んで...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...流石に夕空の清冽な色の中に...
外村繁 「落日の光景」
...清冽な水のなかに置いておくと...
豊島与志雄 「崖下の池」
...常に清冽な水が池に湛えていた...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...山上の湖水の清冽な空気が...
豊島与志雄 「山上湖」
...清冽な水にでも浸されたかのように...
豊島与志雄 「小説中の女」
...なんだか清冽な様子は...
豊島与志雄 「旅だち」
...清冽な清水のわき出る大きな池があって...
豊島与志雄 「幻の園」
...到る所の村々に清冽な水が吹き出して居る...
長塚節 「松蟲草」
...なごやかな眠りにその眼は閉ぢられてなんといはうか死の誉れ？いと清冽な輝きが...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...水も近間に清冽な岩清水が落ちるし...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...追憶の清冽な水でこころを洗い...
久生十蘭 「キャラコさん」
...八ツ手の花は品はないが朝霜の中では清冽な一脈の気焔を上げてゐる...
室生犀星 「冬の庭」
...二三のきわめて清冽なものはいわゆる井ノ頭（かしら）となって江戸の寄洲（よりす）の上に導かれ...
柳田國男 「地名の研究」
...底の水草が透（すき）とおって見えるほどな清冽な流れを見た...
吉川英治 「剣難女難」
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