...眠から覚めた素戔嗚は再び体を清むべく...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...塵(ちり)を清むる箒(ははき)無ければ...
泉鏡花 「活人形」
...手を清むるの例旧教の寺院にては...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...わが国にて神仏に詣するに手を清むるの風習に相類す...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...口を漱ぎて身を清む...
大町桂月 「箱根神社祈願の記」
...大祓は国中の罪悪罪過を、悉く攘除して、遺る罪はあらじと、祓い清むる、重大なる儀式なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...凝血洗ひ清むべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人の心を休め清むる神聖な静寂境ではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかけ(身を清むること)して経を読んでもようございますか...
中里介山 「法然行伝」
...「君側を清むるには好時機である...
蜷川新 「天皇」
...そうして「久」は「く」と清む音に使い...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...これでも「あだ」でなくして「あた」と清むということが解ります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...ながく住みしかびの古屋をあとにして気の清む野辺に吾れは呼吸せむ珍説クソツバキ矢田挿雲氏の著された書物に『江戸から東京へ』と題するものがある...
牧野富太郎 「植物記」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...故に塗香を以て穢濁を清む...
南方熊楠 「十二支考」
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