...深く澄んだ紺青の空は清々しい朝げしきを一層神聖にしてゐる...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...思いも及ばなかった明るさと清々しい大気が通うていた...
鷹野つぎ 「窓」
...というような清々しい...
辰野隆 「芸術統制是非」
...絶えず清々しい風が吹き入っていて...
外村繁 「日を愛しむ」
...凡てを夢だとする清々しい気持にもなった...
豊島与志雄 「反抗」
...というよりも清々しい気持のよい寒さである...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...清々しい気分の日は...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...清々しい気分でいられるように見えるかも知れないが...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...清々しい気分で遂行出来るのはよほどの天才のことであって...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...高い土地に特有な清々しい空気が始終肌をなでて...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...清々しい札幌の夏を...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...青葉が眼に沁むやうな初夏の清々しい日です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んとなく清々しい感じです...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...朝の海の清々しい匂いの中を漕いで行った...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...と思はるゝやうな清々しい平静な気持で...
牧野信一 「凸面鏡」
...働いてゐる間に感ずる清々しい気分が...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...月日の進むことは周囲のことに親しみの深くなることで――熟練と経験から算しても「来年こそは」といふ言葉は云はれなければならぬことで其処に新しい清々しい元気と意気と光明とが求めらるべきもので...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...――清々しい朝の光のなかに...
山本周五郎 「おもかげ抄」
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