...深く澄んだ紺青の空は清々しい朝げしきを一層神聖にしてゐる...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...というような清々しい...
辰野隆 「芸術統制是非」
...たまたまこういう人間らしい平凡な情味をもった童話的なものに出会うと清々しい救われたような気持がするから妙である...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
...清々しい気分の日は...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...初めは清々しい話を書くつもりであったのが...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...清々しい気分で遂行出来るのはよほどの天才のことであって...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...清々しい札幌の夏を...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...飛んだ罪を作るから」秋の朝の風は清々しい心持の二人を家路に吹き送ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...青葉が眼に沁むやうな初夏の清々しい日です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んとなく清々しい感じです...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...清々しい情景であり...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...さうして妻は清々しい朝の姿をうち眺めてゐた...
原民喜 「小さな庭」
...口のなかが清々しい匂いでいっぱいになってしまうにちがいない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...八月三十日(木曜)午前十時――昨夜十二時からよく眠ったので、清々しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...直ぐにも女の許へ引返さうといふ清々しい健全な心も湧き上つた...
牧野信一 「白明」
...その通り私は今非常に清々しい思ひで事に当つて居ります...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...働いてゐる間に感ずる清々しい気分が...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...月日の進むことは周囲のことに親しみの深くなることで――熟練と経験から算しても「来年こそは」といふ言葉は云はれなければならぬことで其処に新しい清々しい元気と意気と光明とが求めらるべきもので...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
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